「メトジェクト®皮下注ペン」(一般名:メトトレキサート)日本においてペン型自動注入器注射剤を新発売

エーザイ株式会社

日本メダック株式会社

 

 エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役CEO:内藤晴夫、以下 エーザイ)とmedac GmbH(本社:ドイツ)の子会社である日本メダック株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:入山博久、以下 日本メダック)は本日、日本において、抗リウマチ剤であるメトジェクト皮下注のペン型自動注入器注射剤「メトジェクト®皮下注7.5mgペン0.15mL、同10mgペン0.20mL、同12.5mgペン0.25mL、同15mgペン0.30mL」(一般名:メトトレキサート(MTX))について新発売したことをお知らせします。本剤は、2024年2月15日に製造販売承認を取得し、本日、薬価収載されました。2019年5月にエーザイとmedac GmbHが締結したライセンス契約に基づき、本剤の製造販売承認は日本メダックが保有し、販売はエーザイが担当します。

 

 日本での関節リウマチ患者数は約70~80万人と推定され、MTXは関節リウマチ治療において第一選択薬として使用されています1。本剤は、関節リウマチにおける国内初の自己投与可能なMTXのペン型自動注入器注射剤であり、患者様の自己注射時の負担の軽減と安全性の向上を目的として開発されました。本剤は2ステップ(①キャップを外す、②皮膚に押し当てる)で自己注射が可能です。また、針カバーを内蔵することで投与前に針が見えなくなり、投与後も針カバーが自動的にロックすることで誤穿刺のリスクが軽減されます。

 

 エーザイ・ジャパン プレジデントの澤田直樹は「エーザイは、国内の関節リウマチ領域において有力なフランチャイズを構築し、豊富な販売経験を有しています。エーザイが持つ製品ラインナップに本剤を加えることで、関節リウマチ患者様の多様なニーズを充足し、ベネフィット向上により一層の貢献をしてまいります」と述べています。

 

 日本メダック 代表取締役社長の入山博久は「メトジェクト皮下注ペンを関節リウマチ患者さんへ新たな治療選択肢として提供することで安心、安全かつ簡便な自己注射が期待されます。日本メダックは、これからも患者さんに寄り添った関節リウマチの治療に貢献してまいります」と述べています。

 

以上

 

 

本件に関する報道関係お問い合わせ先

  • 本件に関する医療関係者お問い合わせ先

    エーザイ hhcホットライン

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    土日・祝日9時~17時、365日対応

  • 本剤に関するお問い合わせ先

    エーザイ hhcホットライン

    TEL:0120-151-454

    受付:平日9時~18時、

    土日・祝日9時~17時、365日対応

<参考資料>

1.     製品概要

製品名:メトジェクト®皮下注7.5mgペン0.15mL、同10mgペン0.20mL、同12.5mgペン0.25mL、同15mgペン0.30mL

一般名:メトトレキサート

効能又は効果:関節リウマチ

用法及び用量:通常、成人にはメトトレキサートとして7.5mgを週に1回皮下注射する。なお、患者の状態、忍容性等に応じて適宜増量できるが、15mgを超えないこと。

薬価:メトジェクト皮下注7.5mgペン0.15mL   1,938円/本

            同10mgペン0.20mL     2,310円/本

            同12.5mgペン0.25mL     2,652円/本

            同15mgペン0.30mL   2,972円/本

包装:メトジェクト皮下注7.5mgペン0.15mL   1本

            同10mgペン0.20mL   1本

            同12.5mgペン0.25mL   1本

            同15mgペン0.30mL   1本

 

  1. 2.     「メトジェクト皮下注ペン」(一般名:メトトレキサート)について

 メトトレキサート(MTX)は、関節リウマチ治療のアンカードラッグに位置づけられています2。関節リウマチへの作用として、リンパ球等における葉酸代謝阻害による細胞増殖抑制作用および滑膜の血管内皮細胞等におけるアデノシン合成促進による抗炎症作用などが考えられています。本剤は、関節リウマチを対象とした国内初の自己投与可能なMTXのペン型自動注入器注射剤となります。海外では、欧州の18カ国以上で承認されています。

 

  1. 3.      エーザイ株式会社について

 エーザイ株式会社は、患者様と生活者の皆様の喜怒哀楽を第一義に考え、そのベネフィット向上に貢献する「ヒューマン・ヘルスケア(hhc)」を企業理念とし、この理念のもと、人々の「健康憂慮の解消」や「医療較差の是正」という社会善を効率的に実現することをめざしています。グローバルな研究開発・生産・販売拠点ネットワークを持ち、戦略的重要領域と位置づける「神経領域」「がん領域」を中心とするアンメット・メディカル・ニーズの高い疾患をターゲットに革新的な新薬の創出と提供に取り組んでいます。

また、当社は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)のターゲット(3.3)である「顧みられない熱帯病(NTDs)」の制圧に向けた活動に世界のパートナーと連携して積極的に取り組んでいます。

エーザイ株式会社の詳細情報は、https://www.eisai.co.jpをご覧ください。SNSアカウントXLinkedInFacebookでも情報公開しています。

 

  1. 4.     日本メダック株式会社について

 日本メダック株式会社は、medac GmbHの日本法人として、2016年4月に設立されました。未だ医療ニーズが十分に満たされていない疾患における治療選択肢を広げることを可能とする新医薬品の開発に取り組んでいます。医療ニーズの高い領域での患者様やその家族皆様の生活の質を向上させるため、一日も早く良質な薬剤を届ける為、鋭意努力してまいります。