エーザイでは、「ニューロロジー(神経)」と「オンコロジー(がん)」の2領域を、未だ患者様のニーズを充足できていない、かつエーザイグループがフロントランナーとなりうる「立地」を見出すことができる戦略的重要領域と位置づけ、これら2領域で見出した立地における新薬創出活動を推進しています。
エーザイでは、「ハラヴェン®」、「レンビマ®」、「フィコンパ®」(英語製品名:Fycompa®)をグローバルブランド品目として、適応拡大・剤形追加による患者様価値の増大にも注力しています。
ニューロロジー領域においては、自社創製の抗てんかん剤「フィコンパ®」が部分てんかんの併用療法に対して日本、米国、欧州、中国、アジアなど、65カ国以上で承認を取得しています。また、日本と米国では、4歳以上のてんかん患者様の部分発作(二次性全般化発作を含む)に対する単剤療法および併用療法での承認を取得しています。全般てんかんの強直間代発作の併用療法の適応についても、日本、米国、欧州、アジアなど65カ国以上で承認を取得しています。また新たなグローバルブランド新製品として不眠症治療剤「デエビゴ®」を2020年6月に米国で、7月には、日本でそれぞれ新発売しました。
オンコロジー領域においては、自社創製の抗がん剤「ハラヴェン®」が乳がんに係る適応で75ヵ国以上、悪性軟部腫瘍に係る適応で、65ヵ国以上で承認されています。また、同じく自社創製の抗がん剤である「レンビマ®」が甲状腺がんに係る適応で、米国、日本、欧州ならびにアジア等の65ヵ国以上で承認されています。また腎細胞がんに対するエベロリムスとの併用療法に係る適応で、米国、欧州等の55ヵ国以上で承認を取得しています(欧州での腎細胞がんに係る製品名:Kisplyx®)。さらに、肝細胞がんに係る適応で、日本、米国、欧州、中国、アジアなど65カ国以上において承認を取得しています。ペムブロリズマブとの併用療法について、子宮内膜がんに係る適応で、米国など5カ国以上で承認を取得しています。
(2020年8月現在)
主力品情報
販売地域 | |
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グローバルブランド製品
ハラヴェン(抗がん剤) レンビマ(抗がん剤) フィコンパ/Fycompa(抗てんかん剤) |
日米欧中アジア 日米欧中アジア 日米欧中アジア |
パリエット/アシフェックス(プロトンポンプ阻害剤) | 日米欧中アジア |
アリセプト(アルツハイマー型、レビー小体型認知症治療剤) | 日米欧中アジア |
ヒュミラ(ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体) | 日本、韓国 |
- 日本のパリエットはEAファーマの取り扱い製品です。
- アリセプトのレビー小体型認知症の適応は日本、フィリピン、タイです。
(2020年8月現在)
地域別 主力品情報
日本 | 医療用医薬品 |
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ヒュミラ(ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体)
リリカ(疼痛治療剤(神経障害性疼痛・線維筋痛症)) レンビマ(抗がん剤) ルネスタ(不眠症治療剤) メチコバール(末梢性神経障害治療剤) アリセプト(アルツハイマー型、レビー小体型認知症治療剤) パリエット(プロトンポンプ阻害剤)* ハラヴェン(抗がん剤) ケアラム(抗リウマチ剤) トレアキシン(抗がん剤) エレンタール(成分栄養剤)* フィコンパ(抗てんかん剤) グーフィス(慢性便秘症治療剤)* |
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一般用医薬品等 | |
チョコラBBグループ(ビタミンB2主剤「チョコラBBプラス」等) | |
米州
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レンビマ(抗がん剤)
Banzel(抗てんかん剤) ハラヴェン(抗がん剤) Fycompa(抗てんかん剤) アシフェックス(プロトンポンプ阻害剤) |
中国 | メチコバール(末梢性神経障害治療剤)
レンビマ(抗がん剤) 強力ネオミノファーゲンシー/グリチロン錠(肝臓疾患用剤・アレルギー用剤) アリセプト(アルツハイマー型認知症治療剤) パリエット(プロトンポンプ阻害剤) ハラヴェン(抗がん剤) Fycompa(抗てんかん剤) |
欧州 | レンビマ/Kisplyx(抗がん剤)
ハラヴェン(抗がん剤) Fycompa(抗てんかん剤) Zebinix(抗てんかん剤) Zonegran(抗てんかん剤) イノベロン(抗てんかん剤) |
アジア・ラテンアメリカ | アリセプト(アルツハイマー型認知症治療剤)
ヒュミラ(ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体) レンビマ(抗がん剤) パリエット(プロトンポンプ阻害剤) ハラヴェン(抗がん剤) メチコバール(末梢性神経障害治療剤) Fycompa(抗てんかん剤) |
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*EAファーマの取り扱い製品です。
(2020年8月現在)