9月21日「世界アルツハイマーデー」に認知症の疾患啓発動画を公開「知ることから、やさしくなれる」『日々はつづいていく』ないわけない篇・タイムスリップ篇

 エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役CEO:内藤晴夫)は、「世界アルツハイマーデー」である本日、認知症への理解を深めることを企図し、認知症疾患啓発動画『日々はつづいていく』「ないわけない篇」「タイムスリップ篇」を当社の認知症情報サイト「相談e-65.net」にて公開したことをお知らせします。

 

 急速な高齢化に伴い、日本では2025年には65歳以上の約5人に1人が認知症になると予測されており1、今や認知症は誰にとっても身近なことです。一方で、認知症への関心は個人差が大きく、誤解や思い込みが認知症に対するネガティブなイメージを生み出すという課題があります。

 認知症の症状は、原因となる疾患や個人により異なりますが、周囲の方がその症状の意味や当事者の想いを知り、誤解や思い込みを解くことが、当事者の不安を取り除く第一歩になります。

 世の中の認知症への理解を深めることで、認知症の当事者様やそのご家族のwell-beingの実現をめざし、「知ることから、やさしくなれる」をコンセプトとした2本の動画を制作しました。

    

https://sodan.e-65.net/special/lifegoeson_movie/

『日々はつづいていく』‐ないわけない篇‐
財布がなくなったとイライラしながら探す母。
そこから母と娘の物語が始まります。母のイライラの裏側にある不安に娘が気づくストーリーを母、娘それぞれの視点で描いています。

『日々はつづいていく』‐タイムスリップ篇‐
ヘルパーの青年を昔の生徒だと思う母、それに合わせて会話を続けるヘルパーさん。この二人のやり取りを見ながら、母の本当の気持ちを知る娘のストーリーです。

 認知症情報サイト「相談e–65.net(そうだんイーロゴ・ネット)」では、認知症の種類や原因、病院に行く前に知っておきたい診断・治療に関する情報、認知症に関わる方を支えるための支援制度や相談先、認知機能の維持・向上の対策、介護方法、体験談など、認知症と歩む皆様に向けた情報を掲載しています。また、認知症に関する相談や治療に対応している医療機関を検索いただける「認知症相談ナビ」のほかに、体と脳を活性化するデュアルタスクの運動プログラム「ブレパサイズ」も掲載しています。

 詳細はhttps://sodan.e-65.net/ よりご覧ください。

 

 

 当社は、今後も、疾患啓発活動のみならず、自治体や他産業との連携による認知症エコシステムを構築することで、「認知症と共生する社会」の実現に貢献してまいります。

 

以上

 

<参考資料> 

1.世界アルツハイマーデーについて

 1994年、「国際アルツハイマー病協会」(ADI)は、世界保健機関(WHO)と共同で毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」と制定し、この日を中心に認知症の啓発活動を行っています。また、2012年からは9月を「世界アルツハイマー月間」と定め、世界中で様々な取り組みが行われています。

日本においても、公益社団法人「認知症の人と家族の会」がポスターやリーフレットを作成し、認知症への理解を呼びかけるなどの活動を行っています。

 

 

1. 厚生労働省 認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/nop1-2_3.pdf