医薬品製造・販売連結子会社 サンノーバの事業承継に関するお知らせ

会社名 エーザイ株式会社
代表者名 代表執行役CEO 内藤 晴夫
(コード番号 4523 東証第1部)
問合せ先 執行役 コーポレートアフェアーズ担当 佐々木 小夜子
(TEL 03-3817-5120)

エーザイ株式会社(本社:東京、代表執行役CEO:内藤晴夫)は、本日、当社の医薬品製造・販売連結子会社であるサンノーバ株式会社(持株比率79.5%、以下 「サンノーバ」)の医薬品製造販売事業を吸収分割の方法により、サンノーバが新たに設立する子会社(以下 「新会社」)に承継させた上で(以下 「本吸収分割」)、新会社の発行済株式の全部をアルフレッサ ホールディングス株式会社(本社:東京、代表取締役社長:石黒 傳六、以下 「アルフレッサ ホールディングス」)に譲渡(以下 「本株式譲渡」、本吸収分割と本株式譲渡を合わせて「事業承継」)する旨の事業承継の契約(以下 「本事業買収契約」)を締結しましたのでお知らせします。

本吸収分割の効力発生日は平成28年3月31日、本株式譲渡日は平成28年4月1日を予定しています。

1. サンノーバの事業承継の目的

サンノーバは、大正12年に医薬品の開発と製造を目的に「三生製薬株式会社」として創業し、昭和40年に当社子会社となりました。平成11年には、社名を「サンノーバ株式会社」とし、医療用医薬品やジェネリック医薬品、一般用医薬品、医薬部外品について、顆粒剤、散剤、錠剤、液剤、軟膏、クリーム、ローションといった多様な剤形の製造に対応できるPIC/S GMP準拠の医薬品製造会社として、当社のデマンドチェーンシステムの一翼を担ってきました。

当社は、事業環境が大きく変わる中で今後想定される当社製品ポートフォリオの変化を踏まえ、グローバルロジスティクス戦略の見直しを進めた結果、このたびサンノーバの事業をアルフレッサ ホールディングスに事業承継することを意思決定しました。アルフレッサ ホールディングスは、完全子会社であるアルフレッサ ファーマ株式会社を中心に医薬品受託製造事業の強化を進めており、このたびの事業承継はサンノーバの持続的成長と更なる発展につながると考えています。

現在、サンノーバで製造している当社グループ製品は、サンノーバの事業を本吸収分割により承継する新会社での委託製造を継続し、協力関係を維持してまいります。

2. 事業承継の予定

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本事業買収契約締結 平成27年12月18日
サンノーバによる新会社設立 平成28年1月上旬(予定)
本吸収分割契約書締結(サンノーバ、新会社) 平成28年2月上旬(予定)
本吸収分割効力発生日 平成28年3月31日(予定)
新会社株式譲渡 平成28年4月1日(予定)

3. 事業承継の方法

サンノーバ(分割会社)の完全子会社(新会社)を設立し、平成28年3月31日付(予定)で、吸収分割により分割会社の医薬品製造販売事業を新会社へ承継させた上で、同年4月1日付(予定)で分割会社が有する新会社の全株式をアルフレッサ ホールディングスへ譲渡することを予定しています。なお、新会社(承継会社)の商号は吸収分割の効力発生日以降に「サンノーバ株式会社」に変更し、分割会社は株式譲渡後に清算予定です。

4. サンノーバの概要(平成27 年3月31日現在)

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名称 サンノーバ株式会社
本社 群馬県太田市世良田町3038-2
代表者 代表取締役社長 竹川 徹
資本金 9億27百万円
事業内容 医薬品、医薬部外品等の研究、開発、製造、販売
従業員数 約350名
敷地面積 58,000m2
延床面積 45,000m2
生産剤形 錠剤、カプセル剤、顆粒剤、軟膏剤、液剤
生産能力 錠剤約9億錠、カプセル剤約3,600万カプセル、顆粒剤約217トン、
軟膏剤約690トン、液剤約79トン(一直ベース)

5. 事業承継先の概要(平成27 年3月31日現在)

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名称 アルフレッサ ホールディングス株式会社
本社 東京都千代田区大手町一丁目1番3号
代表者 代表取締役社長 石黒 傳六
資本金 184億54百万円
売上高 2兆4,211億62百万円
事業内容 医薬品、医療用検査試薬、医療機器・用具等の卸販売および製造販売
並びに輸出入等を行う子会社の管理等
従業員数 11,366名

なお、本件が当社の当期連結業績に与える影響は軽微です。

以上