個別化医療をめざしたプロダクトクリエーション体制の再編について

エーザイ株式会社
エーディア株式会社

エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫、以下「エーザイ」)と診断薬事業子会社であるエーディア株式会社(本社:東京都、社長:斉藤篤、以下「エーディア」)は、両社の診断薬研究開発子会社である株式会社パルマビーズ研究所(本社:東京都、社長:渡辺啓祐、以下「パルマビーズ」)を、2013年3月31日付けで発展的に解散することを決定しましたので、お知らせします。この解散に伴い、エーザイグループは体外診断薬開発機能の再編を進め、個別化医療をめざしたプロダクトクリエーション体制の強化をはかります。

パルマビーズは、エーディア(当時、三光純薬株式会社)が独自に発明した遺伝子シグナル増幅技術を利用した診断薬の研究開発を目的として、2002年5月13日に設立されました。

近年のヒューマンバイオロジーの進展により、遺伝子検査薬を含めたコンパニオン診断薬の開発と個別化医療への取り組みは、ますます重要となっています。エーザイグループは、コンパニオン診断薬を含む体外診断薬の早期開発をめざし、2012年6月1日付けでエーザイのバイオマーカー研究を担うバイオマーカー・パーソナライズド・メディスン(BP)機能ユニットとエーディアの診断薬研究開発機能を融合し、BP機能ユニット内に体外診断薬開発を企図した組織を新設しました。このたび、パルマビーズを発展的に解散し、新設した診断薬開発部にその機能を集約することで、体外診断薬の早期開発をめざしたプロダクトクリエーション体制をさらに強化します。

エーザイグループは、個別化医療をめざした医薬品および診断薬の早期創出による患者様のベネフィットの最大化に向けて邁進してまいります。

以上

[参考資料として、(株)パルマビーズ研究所の概要、コンパニオン診断薬について添付しています]

本件に関する問い合わせ先

<参考資料>

1. 株式会社パルマビーズ研究所の概要

※左右にスクロールできます

代表者 渡辺啓祐
本社所在地 東京都千代田区岩本町一丁目10番6号(エーディア本社内)
研究施設 茨城県稲敷郡阿見町吉原3262番地12(エーディア茨城事業所内)
事業内容 遺伝子検査薬の研究開発
資本金 50百万円[2012年3月31日現在]
持株比率 エーザイ株式会社 50%、 エーディア株式会社 50%

2. コンパニオン診断薬について

薬剤の効果や副作用を投与前に予測するための検査薬が、コンパニオン診断薬(Companion Diagnostics: CoDx)です。近年のヒューマンバイオロジーの進展により、患者様一人ひとりにあった治療方法を選択する個別化医療が現実のものになってきています。薬物療法における個別化医療の実現に向けては、薬剤の効果および安全性の予測、また用量の最適化を目的として、新薬とともに患者様の遺伝子やタンパク質などのバイオマーカーを検査するCoDxを、早期に開発することが成功の鍵になります。