メキシコに医薬品販売会社を設立

エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、メキシコに医薬品販売会社「Eisai Laboratorios S. de R.L. de C.V.(エーザイ・メキシコ)」を、首都にあたるメキシコシティに設立しました。エーザイ・メキシコは、米国子会社であるエーザイ・インクの子会社になります。

エーザイ・メキシコは、今年4月に設立したエーザイ・ブラジルに次いで、当社としてラテンアメリカに2番目に設立した医薬品販売拠点となります。メキシコの医薬品市場はアメリカ大陸では、米国、カナダ、ブラジルに次いで第4位、世界市場においても14位にランクされる市場です1)。今回の子会社設立により、エーザイは自らの手で、当社が注力する中枢神経領域、がん領域など多くの製品をメキシコの患者様にお届けすることが可能になります。

エーザイ・メキシコは、メキシコの医薬品市場参入に向けた戦略策定と基盤整備を早々に開始します。当社は、大グローバリゼーションの時代において、中期戦略計画「はやぶさ」に掲げたグローバルトップ20カ国の医薬品市場すべてに進出を果たし、成熟・新興市場に未だ存在する大きなアンメット・メディカル・ニーズを充足することで、一人でも多くの患者様とそのご家族のベネフィット向上に貢献してまいります。

以上

〔参考資料として、新会社概要、中期戦略計画「はやぶさ」における大グローバリゼーションへの取り組みについて添付しています〕

1)出典: IMS World Review Executive™ 2011

<参考資料>

1. 新会社概要について

1)会社名: Eisai Laboratorios S. de R.L. de C.V.
2)所在地: メキシコ、メキシコシティ
3)事業内容: 医薬品の販売および販売促進
4)資本金: 5万ペソ
5)設立日: 2011年8月9日(現地時間)

2. 中期戦略計画「はやぶさ」における大グローバリゼーションへの取り組みについて

当社は、大グローバリゼーション時代において、計画「はやぶさ」に掲げたグローバルトップ20カ国の医薬品市場すべてに進出を果たします。計画「はやぶさ」を策定した2011年3月時点で新たに進出を予定していた8カ国(カナダ、ブラジル、ロシア、オーストラリア、トルコ、ポーランド、メキシコ、ベネズエラ)の内、現時点でオーストラリア(2006年1月)、カナダ(2010年4月)、ブラジル(2011年4月)、メキシコ(2011年8月)に医薬品販売会社を設立しています。また、ロシアでは駐在員事務所を設立し(2007年10月)、申請登録作業を進めています。当社は、総合的な疾患ソリューションの提供や官民パートナーシップなどによる医薬品へのアクセスの拡大、アフォーダブルプライシング(受け入れ可能な価格付け)の実施などに取り組み、成熟・新興市場に未だ存在する大きなアンメット・メディカル・ニーズを充足し、当社の製品提供を受ける患者様数(累計)を2006~2010年度の2億人超から2011~2015年度には5億人超まで飛躍的に拡大することで、一人でも多くの患者様とそのご家族のベネフィット向上に貢献してまいります。