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- 2024年6月3日
エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役CEO:内藤晴夫)は、このたび、創薬イノベーションおよびエコシステム プラットフォーム構築の加速に向け、革新的技術やサービスの発掘とそれを有するベンチャー企業の支援、将来的な提携を目的とし、2019年に開始したベンチャー投資事業を強化し、継続することを決定しましたのでお知らせします。
本投資事業は、戦略的重要領域である「神経領域」「がん領域」「グローバルヘルス」において、自社研究開発とのシナジーが期待される最先端の創薬プラットフォームや、他産業との連携によるエコシステム構築・稼働をサポートする革新的デジタル技術やサービスなどを有し、当社のめざす患者様貢献に合致するベンチャー企業を対象としています。2019年5月の事業開始以来、5年間に渡って、バイオロジクス、核酸、遺伝子治療などの新規モダリティや最先端バイオロジーに加え、AIやデータ管理・収集、スマートデバイスやデジタル治療など、幅広い領域において30社以上に投資を実行しました。投資を通じて得られた革新的な技術・ビジネスの知見を当社の戦略に反映させるとともに、多くのコラボレーションを推進し、既存事業とのシナジー創出に貢献しました。また、複数の投資先で株式売却も発生し、利益獲得にもつながりました。
当社は本投資事業を強化し、年間最大投資額をこれまでの30億円から40億円に増額します。さらに、連携範囲も当社グループ全体へと拡大し、幅広いコラボレーションを行うことで、本投資事業のコアである戦略的リターンをより一層追求していきます。また、投資戦略の拡張として、当社の戦略的重要領域やエコシステム関連以外の分野における、将来的に大きなイノベーションが期待できる創薬・デジタル領域の技術・サービスに対しても、一定の投資を行います。
当社は、ベンチャー投資事業により、アカデミア、創薬ベンチャー、ITベンチャーとの機動的な協業をさらに進め、アンメット・メディカル・ニーズの高い疾患をターゲットに革新的な新薬を創出し、hhceco企業として、他産業との連携によるエコシステムを通じて、人々の「健康憂慮の解消」や「医療較差の是正」という社会善を効率的に実現することをめざしてまいります。
*当社のベンチャー投資事業については以下もご覧ください。
https://www.eisai.co.jp/innovation/cvc/index.html