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- 2023年3月24日
エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役CEO:内藤晴夫)は、2023年3月25日から28日まで米国フロリダ州タンパおよびバーチャル形式で開催される米国婦人科腫瘍学会(SGO)2023 Annual Meeting on Women’s Cancerにおいて、オンコロジー領域の臨床研究に関する2演題を発表することをお知らせします。
本学会では、リアルワールドエビデンスとして、ヨーロッパにおけるプラチナ製剤化学療法のrechallenge治療1を受けた再発または進行性子宮内膜がん患者様における実臨床治療成績と医療・介護施設などの利用に関するプレゼンテーションをScientific Plenary IX: The Best of the Rest セッションにおいて口頭発表します(抄録番号:17)。また、レンバチニブ(製品名:レンビマ®)とペムブロリズマブ(製品名:キイトルーダ®)の併用療法を評価するLEAP(LEnvatinib And Pembrolizumab)臨床プログラムの研究結果からは、治療ラインに関わらず少なくとも1レジメンのプラチナ製剤による前治療歴のある進行性子宮内膜がんを対象とした臨床第Ⅲ相309試験/KEYNOTE-775試験における本併用療法の抗腫瘍効果の解析結果をポスター発表します(NCT03517449;抄録番号:518)。
当社常務執行役、チーフサイエンティフィックオフィサーの大和隆志 博士は、「今年の SGO Annual Meetingで、我々のデータを共有できることを嬉しく思います。特に、プラチナ製剤化学療法のrechallenge治療を受けた再発または進行性子宮内膜がん患者様の実臨床治療成績については、Oral Scientific Plenaryセッションにおいて、初めてその研究結果を公表します。実臨床においては、治療ダイナミクスとその治療成績を理解することが必要であり、本研究結果は、患者様と医療従事者の皆様にとって重要な情報となることを確信しています。ヒューマン・ヘルスケア企業として、我々は、リアルワールドエビデンスの確立を通じて、がん医療の科学を前進させるための確固たる取り組みを続けています」と述べています。
レンバチニブの単剤療法およびペムブロリズマブとの併用療法に関して、当社は、2018年3月にMerck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAとグローバルな共同開発と共同販促を行う戦略的提携契約を締結しています。現在、本併用療法については、LEAP臨床プログラムのもと、複数のがん種における10を超える臨床試験を実施中です。
本学会における当社のプレゼンテーションは以下のとおりです。抄録(アブストラクト)は、プレゼンテーションが行われる当日に公開される予定です。
※左右にスクロールできます
試験/ 化合物 | 抄録題目 | 発表形式および詳細
(米国東部夏時間 ) |
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リアルワールドエビデンス |
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子宮内膜がんに
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ヨーロッパにおけるプラチナ製剤化学療法のrechallenge1治療を受けた再発または進行性子宮内膜がん患者様における実臨床治療成績と医療・介護施設などの利用 |
Oral Scientific Plenary
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LEAP臨床プログラム |
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309試験/KEYNOTE-775試験 |
309試験/KEYNOTE-775試験におけるレンバチニブとペムブロリズマブの併用療法の抗腫瘍効果の特徴付け |
Poster Discussion
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1 有効性を示し、その後不応となった治療に関して、一定の期間をおいて再度同じ治療を試みること
以上
<参考資料>
- 1. 当社のがん領域の取り組みについて
当社は、「がん領域」を戦略的重要領域の一つとし、Deep Human Biology Learning創薬体制のもと、ヒューマン・バイオロジーに基づき、「微小環境」「タンパク質恒常性破綻」「細胞系譜や細胞分化」「細胞老化を伴う炎症、低酸素、酸化ストレス」などの創薬領域(ドメイン)における抗がん剤の研究開発にフォーカスしています。これらのドメインから新たな標的や作用機序を有する革新的新薬を創出し、がんの治癒の実現に向けて貢献することをめざしています。
*キイトルーダ®は Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAの子会社であるMerck Sharp & Dohme LLCの登録商標です。