ブラッコ・エーザイの合弁解消について

Bracco Imaging S.p.A.

エーザイ株式会社

  

 Bracco Imaging S.p.A.(本社:イタリア ミラノ、CEO:Fulvio Renoldi Bracco、以下 ブラッコ)とエーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役CEO:内藤晴夫、以下 エーザイ)は、このたび、両社の合弁会社であるブラッコ・エーザイ株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:坂本哲章、出資比率:ブラッコ51% エーザイ49%、以下 ブラッコ・エーザイ)について、2023年3月31日付で合弁を解消することをお知らせします。それに伴い、ブラッコは、エーザイが保有するブラッコ・エーザイの全株式を取得し、同年4月1日付でブラッコ・エーザイからブラッコ・ジャパン株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:坂本哲章、以下 ブラッコ・ジャパン)に社名を変更します。

 

 ブラッコとエーザイは、日本における造影剤事業の立ち上げを目的として1990年にブラッコ・エーザイを設立し、1994年に非イオン性造影剤「イオメロン®」と環状型非イオン性MRI用造影剤「プロハンス®」を発売するなど、30年以上にわたり、友好的なパートナーシップの下で協業してきました。このたび、両社で協議を重ね、医療を取り巻く環境変化に迅速かつ柔軟に対応し、両製品による持続的な患者様貢献を実現するため、本合弁を解消することを決定しました。

 

 エーザイとブラッコ・エーザイが共同販促をしてきた「イオメロン」と「プロハンス」の両製品については、2023年4月1日から2024年3月31日までブラッコ・ジャパンが国内製造販売元、エーザイが販売元として共同販促を継続し、2024年4月1日よりブラッコ・ジャパンが単独で販売を行います。

 

 ブラッコの副会長兼CEOであるFulvio Renoldi Braccoは「アジア太平洋地域は、画像診断領域においてリーダー的な役割を担っており、他のグローバル市場に比べ急速な成長が期待されています。ブラッコは、長年日本において強力な存在感を示してきており、今後もお客様のニーズをよりよく理解し、そのニーズに応えることができるよう、お客様との関係強化を一層進め、よりよい画像診断技術とサービスを提供してまいります」と述べています。

 

 エーザイのCEOである内藤晴夫は「ブラッコ・エーザイの設立以来30年以上にわたり、日本の画像診断領域における患者様貢献に共に取り組んできたブラッコに深く感謝します。ヒューマン・ヘルスケア理念のもと、エーザイは、ブラッコ・ジャパンによる患者様貢献の持続に向けて、2024年3月末まで「イオメロン」と「プロハンス」両製品の情報提供を継続するとともに、円滑な業務移管に万全を尽くしてまいります」と述べています。

 

以上

 

本件に関する報道関係お問い合わせ先

  • Bracco Imaging S.p.A.

    Bracco Imaging Media Relations

    TEL:+ 39-340-9016191

  • ブラッコ・エーザイ株式会社

    広報担当

    TEL:03-5319-3381

  • エーザイ株式会社

    PR部

    TEL:03-3817-5120

 

<参考資料>

  1. 1. Bracco Imaging S.p.A.について

 Bracco Groupの傘下企業であるBracco Imaging S.p.A.(以下 ブラッコ)は、画像診断モダリティーの包括的なポートフォリオを通じてエンドツーエンドの製品とソリューションを提供している革新的なワールドリーダーです。イタリアのミラノに本社を置くブラッコは予防と精密画像診断の未来を築くことで、人々の生活の向上を目指しています。ポートフォリオにはX線検査、磁気共鳴画像(MRI)、造影超音波検査(CEUS)、核医学などあらゆる主要な画像診断モダリティー向けの製品とソリューションが含まれています。ブラッコは約3,700人の従業員を擁し、世界の100以上の市場で事業を展開しています。ブラッコは効率的なプロセスを重要視し、画像診断業界で実績のある熟練した革新的な研究開発(R&D)をイタリア、スイス、英国、米国の4つのセンターで行っています。

 Bracco Imaging S.p.A.の詳細については、www.bracco.comをご参照ください。

  

  1. 2. エーザイ株式会社について

 エーザイ株式会社は、患者様と生活者の皆様の喜怒哀楽を第一義に考え、そのベネフィット向上に貢献する「ヒューマン・ヘルスケア(hhc)」を企業理念とし、この理念のもと、人々の「健康憂慮の解消」や「医療較差の是正」という社会善を効率的に実現することをめざしています。グローバルな研究開発・生産・販売拠点ネットワークを持ち、戦略的重要領域と位置づける「神経領域」「がん領域」を中心とするアンメット・メディカル・ニーズの高い疾患領域において、革新的な新薬の創出と提供に取り組んでいます。

 また、当社は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)のターゲット(3.3)である「顧みられない熱帯病(NTDs)」の制圧に向けた活動に世界のパートナーと連携して積極的に取り組んでいます。

 エーザイ株式会社の詳細情報は、https://www.eisai.co.jpをご覧ください。Twitterアカウント@Eisai_SDGsでも情報公開しています。