エーザイ株式会社 人事異動ならびに組織改編（2019年2月12日付）

■「ディメンシア　トータルインクルーシブエコシステム」の改編

アルツハイマー病（AD）／認知症の患者様とそのご家族とともに過ごし、言葉にならない想いを感じ取る「共同化（hhc）」活動に基づくナレッジや、臨床データなどに加えて、外部のビッグデータやゲノムデータ等を活用し、患者様とそのご家族に新たな便益をお届けする認知症エコシステム（プラットフォーム）を確立し、中期経営計画EWAY2025で目指す「Medico Societal Innovator（薬とソリューションで社会を変える企業）」への転換を加速する。

  

1. ADコマーシャライゼーション担当　副本部長の設置

　本部長を補佐し、コマーシャライゼーションに関わる連携の中心的な役割を果たす。各リードと連携し、認知症エコシステム、プラットフォームモデルを展開するとともに、早期診断法の確立、プライシング・保険償還戦略の推進、疾患概念のパラダイムシフトなど、ADパイプラインのグローバル上市に向けた準備に責任を有する。

 

2. ADグローバルブランドリードの新設

　ADパイプラインの迅速な市場導入と認知症エコシステム、プラットフォームモデルの確立における重要課題の解決を図るとともに、ADパイプラインのブランド戦略、ライフサイクルマネジメント戦略を立案・推進する。

　

3. アクセスリードの任務変更

　ADの先制医療を可能とする様々な早期診断方法の確立や価格・保険償還、患者様支援プログラムの立案・推進など患者様アクセスに係る重要課題の解決をグローバルに牽引する。これにより、クリニカルリードは発展的に解消する。

 

4. プラットフォームリードの任務変更

　hhcナレッジや臨床データを基盤として認知症エコシステムの基盤となるデジタルプラットフォームの早期構築を主導し、患者様との直接的な双方向コミュニケーションの確立やAIを活用した認知症発症・進行予測システムの開発、並びに健康管理を含めた新しいサービス提供をめざす。

 

5. ネットワークリードの任務変更

　患者様グループをはじめとする国内外の様々なステークホルダーとのネットワークの維持・拡大に取り組むとともに、医薬品産業のほか、IT企業、保険会社、健康産業などのパートナーであるコンテンツプロバイダとの関係性基盤を構築する。また、コーポレートアフェアーズ機能と協働し、疾患啓発、アドボカシー活動を推進する。

 

6. ファイナンシャルリードの新設

　ADパイプラインのコマーシャリゼーションにかかる事業計画の策定と進捗管理、リソース配分の調整を主導する。

 

7. アライアンスリードの新設

　ADパイプラインにおける戦略的なアライアンス活動の推進を企図してアライアンスリードを設置する。

 

以上