当社は、中国における患者様貢献拡大に向けた製品のさらなる安定供給体制の強化および生産効率の向上を企図し、旧蘇州工場(固体剤生産工場、2018年11月末閉鎖予定)の5倍以上の約134,000㎡の敷地面積を擁する新たな工場用地にて、エーザイグループとして最大の生産能力を有する工場として新蘇州工場の整備を進めています。新蘇州工場では固体剤製造において、旧蘇州工場の約2倍の生産能力(製剤約30億錠・包装約50億錠/年)を有し、中国国内向けの「メチコバール®」、「アリセプト®」、「パリエット®」などの固体剤の製剤、包装を行います。また、2014年11月に先行して竣工した注射剤生産棟(生産能力6,000万本/年)では、「メチコバール」注射剤の生産を行っています。
当社における中国事業は、日本・米国に次ぐ規模を有する中核事業であり、今回の新蘇州工場の本格稼働を機に、中国国内での自社生産機能の強化および高品質な医薬品の安定供給体制の拡充をはかり、中国市場における患者様とそのご家族のベネフィット向上に貢献してまいります。
①固体剤生産棟
・延べ床面積:約20,240m²/3階建て
・主な機能: 製剤、包装、倉庫設備など
・生産品目: 「メチコバール」、「アリセプト」、「パリエット」等
②注射剤生産棟
・延べ床面積:約5,690m2/2階建て
・生産品目:「メチコバール」注射剤等
③管理棟
・延べ床面積:約2,230m²/2階建て
・主な設備: オフィス、会議室、食堂など
④物流倉庫
・延べ床面積:約7,812m²/1階建て