第41回サンアントニオ乳がんシンポジウムにおいてエリブリン(ハラヴェン®)に関する演題を発表

 エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役CEO:内藤晴夫)は、2018年12月4日から8日まで米国サンアントニオで開催される「第41回サンアントニオ乳がんシンポジウム(San Antonio Breast Cancer Symposium: SABCS2018)」において、当社が創製したエリブリンメシル酸塩(ハリコンドリン系微小管ダイナミクス阻害剤、製品名:「ハラヴェン®」、以下 エリブリン)に関する最新情報を発表することをお知らせします。

 

 本学会では、エリブリンとMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD)の抗PD-1抗体ペムブロリズマブ(製品名:「キイトルーダ®」)との併用における転移性トリプルネガティブ乳がんを対象とした臨床第Ⅱ相試験でのバイオマーカー研究の結果など、ポスター4演題が発表されます。

 

 当社は、がん領域を重点領域の一つと位置づけており、がんの「治癒」に向けた革新的な新薬創出をめざしています。最先端のがん研究から革新的な創薬を行い、がん患者様とそのご家族、さらには医療従事者の多様なニーズの充足とベネフィット向上に、より一層貢献してまいります。

  

■SABCS2018における主なポスター発表演題

※左右にスクロールできます

製品・化合物発表演題・予定日時(現地時間)

エリブリン

演題番号: P5-12-02
転移性トリプルネガティブ乳がんに対する免疫チェックポイント阻害剤の効果予測因子としてのPTEN遺伝子変異および腫瘍変異量の可能性
ポスター発表:12月7日(金) 5:00-7:00PM
エリブリン

演題番号: P5-08-06

重要な転写因子であるSnailとSlugに対するエリブリンの作用の違い

ポスター発表:12月7日(金) 5:00-7:00PM

エリブリン

演題番号: P6-17-28

HER2陽性転移性乳がんに対するエリブリン+トラスツズマブ併用療法のリアルワールドにおける結果について
ポスター発表:12月8日(土) 7:00-9:00AM
エリブリン

演題番号: OT2-07-05

HER2陽性進行・再発乳がんにおけるエリブリンメシル酸塩+トラスツズマブ+ペルツズマブ併用療法と、パクリタキセルあるいはドセタキセル+トラスツズマブ+ペルツズマブ併用療法を比較検討する臨床第Ⅲ相試験(JBCRG-M06/EMERALD)の試験デザイン
ポスター発表:12月6日(木) 5:00-7:00PM

Snail、Slug:上皮間葉転換(がんの転移や浸潤に関わる細胞の形質変化)を制御する主要な転写因子

 

以上

 

キイトルーダ®は Merck & Co., Inc. Kenilworth, N.J., U.S.A.の子会社であるMerck Sharp & Dohme Corpの登録商標です。