ダイバーシティの推進

経営戦略としてのダイバーシティ推進

 1988年に代表取締役社長に就任した内藤晴夫(現・代表執行役 CEO)は、時代や社会の変化、それに伴う人々の意識の変化を鋭く察知し、就任直後からエーザイの企業像の変革と社員の意識改革に取り組みました。そして、1990年、当社はヘルスケアの主役が患者様とそのご家族生活者であることを明確にし、そのベネフィット向上を通じてビジネスを遂行することに誇りを持ちたいという「エーザイ・イノベーション宣言」を発し、「世の中変ります。あなたは変れますか」というメッセージで社員一人ひとりの革新を促しました。この精神を一言に集約したものが「hhc(ヒューマン・ヘルスケア)」であり、1992年に企業理念として制定されました。

 さらに、劇的に変化する社会環境において、ますます多様化する患者様のニーズに応え続けるために、2012年にCEOによる「エーザイ・ダイバーシティ宣言」が発信され、ダイバーシティはイノベーションを生む源泉であり、hhc理念の実現のために重要なアプローチであることを全社で共有しました。

 2016年4月には、国内において、「プロフェッショナルの輩出」、「多様な働き方の実現」、「多様性ある人財の活躍」を柱とする新たな人事制度を導入しました。当社はこの3本柱の推進と実現を目指し、国籍、人種、性別などを問わず、多種多様な人財一人ひとりが自立したプロフェッショナルとしていきいきと活躍できる職場環境づくりや組織風土の醸成に取り組んでいます。

はじめよう、エーザイ・ダイバーシティ

多様な人財の活躍推進(ダイバーシティ推進)

 「ダイバーシティ」はイノベーションを生む源泉であるとの考えにより、2012年の「エーザイ・ダイバーシティ宣言」以降、国籍・性別・年齢などを問わず多種多様な価値観を持つ人財が活躍できる風土づくりを進めています。
 ダイバーシティ推進における課題は、グローバルな価値観の共有と日本における女性の活躍です。
 国を越えた価値観の共有については、リージョンと機能横断のグローバルリーダーを育成する選抜式の「E-GOLDプログラム」(CEO主催)や「E-ACEプログラム」(CTO(チーフタレントオフィサー)主催)、さらにエーザイグループ内の国際派遣「グローバルモビリティプログラム」を通じ、国を越えた人財育成と一体感の醸成を図っています。また、日本の医薬品事業において、将来、国を越えた活躍を希望する社員に対し、異文化対応力を育成する公募選抜式の「グローバルチェレンジプログラム」を実施しています。

 女性の活躍推進については、社外メンターによるメンタリングプログラムの導入、選抜型リーダー育成プログラムへの女性社員の積極的な派遣、社内外の多様な女性ロールモデルから学ぶイベントの実施など、リーダー・管理職への挑戦意欲の向上に継続的に取り組んでいます。また、イクボスセミナーの実施や育児休職制度を管理職向けに周知し啓発するなど、男性社員を含む全社員の育児参画支援にも積極的に取り組んでいます。加えて、女性の管理職や管理職候補のキャリア採用にも積極的に取り組んでおり、この結果、女性管理職比率は2012年3月末時点の3.1%から年々上昇し、2020年4月時点で10.4%となり、2016年4月に掲げた2020年度内の女性管理職比率10%の目標を達成する見込みです。

女性社員のキャリア促進

  • 層別キャリアセミナー、選抜リーダー研修を2014年から実施
  • メンター制度を導入
  • 人事評価項目に「多様性への対応」を導入
  • 組織長向けにダイバーシティに関する研修を実施
  • 社内ウェブサイトで、様々なロールモデル社員を紹介

多様なワークライフスタイル実現のための支援制度

  •  社員自らも「時間」を意識した効果的・効率的な働き方の実現を目的とするタイムマネジメントのしくみを導入

  • ライフスタイルやライフイベントに合わせ勤務地(範囲)を選択できる制度を導入
  • 育児・介護短時間勤務のフレックスタイムを外勤者にも導入
  • 育児・介護短時間勤務制度を管理職にも適用
  • 育児休職から復職するMRの研修実施(復職研修、育児MR同行研修)

  • 自宅勤務制度の導入(2018年10月から育児・介護事由を撤廃し、対象者、利用場所を拡大)

  • 男性社員を対象とする配偶者出産休暇制度の導入

仕事と家庭の両立サポート

  • 社員自らも「時間」を意識した効果的・効率的な働き方の実現を目的にタイムマネジメントのしくみを導入
  • ライフスタイルやライフイベントに合わせ勤務地(範囲)を選択できる制度を導入(対象:一般社員)
  • 育児・介護短時間勤務のフレックスタイムを外勤者にも導入
  • 育児・介護短時間勤務制度を管理職にも適用
  • 育児休職から復職するMRの研修実施(復職研修、育児MR同行研修)

サステナビリティ