DE&Iに関するグローバルスローガンとステートメントができるまで

誰もが主役のDE&Iへ

2012年10月、エーザイは劇的に変化する社会に適応し、多様な患者様のニーズを満たしていくためにタイバーシティを推進していくことを誓った、CEOによる“エーザイダイバーシティ宣言”を発信しました。この宣言は、異なる背景を持つお互いの価値を受け入れ、認め合いながら、各々がプロフェッショナルとして切磋琢磨し、hhc理念の実現という共通の目標に向かっていくという、エーザイが目指す姿をグローバルに社内発信したものです。その宣言以降も絶えず変化し続ける社会や市場の環境に対応するため、2023年、DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)プロジェクトが立ち上げられました。

DE&Iの実現に向けたCEOメッセージの発出

2023年12月、DE&Iの実現に向けたCEOメッセージが発出されました。DE&Iにおいて特にダイバーシティの重要性を強調したこのメッセージでは、異なる人々が単に集まるだけではなく、相互の価値観を理解し合い、共通の目的に基づいて協力することをダイバーシティの真髄としています。「異なる意見の衝突と不理解から始まるが、相違を乗り越えることで大きな創造性と問題解決力が生れる」「“異なって当然、違って当たり前”とする知識をエーザイとしての組織知、そこに集う人々の個人知としたい」と、エーザイが目指す方向性を明確にし、全社員にDE&Iの重要性が改めて伝えられました。

グローバルワークショップの開催

次の活動として、エーザイのDE&Iに関わるグローバルのメンバーによるグローバルワークショップを開催し、CEOのメッセージを踏まえ、今後のDE&Iの取り組みの「北極星」(道しるべ)とすべき、スローガンとステートメントについて議論を行いました。はじめに、世界各地の拠点における取り組みや課題について共有した上で、DE&Iが実現された未来やそのために必要な観点について議論され、国籍や性別、年齢に関係なくエーザイグループの社員に深く根付いているhhc理念をDE&I推進の中心に据えるべきであるというエーザイ独自の方向性が確認されました。

ワークショップの成果を基に、hhc理念とDE&Iの関係性も整理したうえで、今エーザイ伝えるべきコアメッセージを議論し、エーザイのグローバルスローガンとステートメントが作成されました。

これからは浸透・実行のフェーズ

エーザイはこれから、このグローバルスローガンとステートメントを全社員が共有するコアバリューとして浸透させ、具体的なアクションや成果につなげていくフェーズに入ります。DE&Iには、終わりも完成形もありません。DE&Iの意義や目的についての継続的な発信や社内外での対話を通じて、社員一人ひとりの行動や新しい価値の創造につなげるとともに、エーザイを支える大切な風土、文化として発展させていきます。