認知症サポーター養成講座に本社地区社員ら725人が参加

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2014年3月

エーザイは、2014年2月、本社地区の社員を対象に認知症サポーター養成講座を3回にわたって開催し、本社地区社員の7割以上に相当する725名が受講しました。

厚生労働省研究班の調査によると、日本における認知症の人は462万人、さらに認知症の前駆状態である軽度認知障害(MCI:Mild Cognitive Impairment)の人を含めると800万人を超えると言われています。認知症サポーターは、認知症について正しい知識を持ち、認知症の人や家族を応援し、だれもが暮らしやすい地域をつくっていくボランティアです。

エーザイは、国内事業活動の大きな目標の一つとして「認知症になっても安心して暮らせるまちづくり」を推進し、認知症問題に取り組んでいます。本講座は、認知症領域のリーディング企業であるエーザイの社員一人ひとりが地域社会の一員として更なる貢献をすることをめざして、文京区の協力を得て開催しました。

本講座は、キャラバン・メイト(認知症サポーター養成講座の講師)の文京区高齢福祉課社会参画支援係の中澤功志氏らに、認知症に関する正しい知識や認知症の人と接するときの心構え、介護家族の気持ちの理解などについて講義いただきました。

本講座は、社員が、認知症の人を地域で見守ることや認知症の人の感情を大切にして接することが大事であることなどを学び、認知症領域のリーディング企業の社員として「認知症になっても安心して暮らせるまちづくり」に積極的に関わっていくことの重要性を再認識する貴重な機会となりました。

講師を務めていただいた文京区の中澤功志氏は「我々の身の回りには認知症の方やご家族が抱えている問題が多くあります。まずは、周りを見渡して、認知症で困っておられる方に気付いていただくことが重要だと思います。今回のサポーター養成講座受講を機に、通勤時などに気付いたことがあれば区役所に連絡をしていただくなど、地域で見守っていただきたいと思います。」と認知症サポーターの仲間入りを果たしたエーザイ社員に対する期待を述べられました。

当社は、認知症の人がご本人らしく過ごし、ご家族とともにかけがえのない人生を生きるための支援を、全社員一丸となって今後も継続してまいります。