めざすのは、自分が飲みたい薬

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2009年2月

エーザイの社員は、常に企業理念に基づき行動しています。

それぞれの業務とその業務にこめたhhcへの想いを語ってもらいました。

創薬第一研究所 合成グループ
吉田 融

1.あなたの具体的な業務内容を紹介してください。

エーザイの領域集中戦略におけるターゲットの一つがアルツハイマー病を代表とする神経領域です。その中で、新規不眠症治療薬の探索合成研究に従事しています。探索合成とは、新薬を合成・デザインする研究開発の初期段階です。化合物ライブラリーから見出した薬の種から、より薬として適した形へと変えることで効果は強く、副作用の少ない新薬創出をめざしています。

2.日常業務を行っていくうえでの心構え、モットーをお聞かせください。

業務を行う際に常に心がけていることがあります。それは自分が患者様やそのご家族の立場になった時に、飲みたい薬であるか、必要な薬であるか、について考えることです。それにより目指すべき薬の目標が明確になるとともに、薬創りが業務のためではなく、患者様が満足できる薬創りへの想いが醸成されると考えています。

3.あなたが業務の中でhhcを実感するのは、どんな時、どんな場面ですか。

探索研究の業務でできることは薬を創り出すことです。新薬を創出し、未だ満たされない医療のニーズを充足した時、患者様の苦しみを少しでも軽減することができた時、hhcを実感することができると考えています。

4.今後、hhc実現をめざして、どのように業務に取り組んでいきますか。

「よい薬をより早く患者様のもとへ」を念頭におき、患者様、またそのご家族が何を求めているかを知ること。日常業務において直接医療現場に出る機会はありませんが、私の業務で患者様やそのご家族のためにできることは何かを常に考え、その日常業務がhhc実現への一歩であると心に留めて業務に取り組んでいきます。

(環境・社会報告書2008に掲載された記事を元に、再編集して掲載しております。)