愛する人に奨められる医薬品づくり

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2008年10月

エーザイの社員は、常に企業理念に基づき行動しています。

それぞれの業務とその業務にこめたhhcへの想いを語ってもらいました。

美里工場 製剤部注射剤室
茂木美代子

1.あなたの具体的な業務内容を紹介してください。

私は、美里工場製剤部注射剤室に所属しています。注射剤室ではアンプル・バイアル・シリンジ・凍結乾燥剤を生産しており、私はアンプル・バイアルに薬液を充填する工程を担当しています。充填作業はクリーンルームという管理された環境で行っています。注射剤は無菌製剤のため、充填作業では微生物汚染防止に最も注意を払っています。また、生産中は、どんな小さな異常も見逃さないよう感性を最大限に発揮し、製造ラインを安定稼働させ高品質製品の安定供給に努めています。

2.日常業務を行っていくうえでの心構え、モットーをお聞かせください。

私のモットーは「愛する人に奨められる医薬品づくり」です。生産現場はピッチ作業で、私にとっては1日約15万本の大量生産ですが、患者様に渡るのはこの中の「1本」です。「1本」に対する重みと責任を強く感じています。私の製造した薬が1人でも多くの患者様の命を救い、ご家族の皆様に喜び・希望をもたらすことができるように、1本1本に愛情と真心を込めてモノづくりを行っています。

3.あなたが業務の中でhhcを実感するのは、どんな時、どんな場面ですか。

私は「生産活動」そのものがhhcだと日々のモノづくりを通して実感しています。なぜなら患者様が安心して使用できる確かな品質の薬を安定的に提供することが私の使命であり、その使命を果たすことがhhcだと考えるからです。また、調剤薬局や病院訪問を通じて医療現場の方から、「エーザイさんの改良された薬は使い易い」などの声を直接聞いた時や、逆に「使いにくい」とのご指摘を頂いた時、どう改善すれば良いかhhcについて考えさせられます。

4.今後、hhc実現をめざして、どのように業務に取り組んでいきますか。

今後は今まで以上に自らの足を使い、医療現場や患者様のもとを訪ねて、感じたこと・発見したことを生産現場に持ち帰り、製品に反映させていきたいです。「製造する側の品質」と「使用する側の品質」の両面からモノづくりに取り組み、肌で感じたお客様のニーズを実現できる技術者となることを目標に日々の生産活動に励んでいきます。また、世界中で苦しむ患者様を1人でも多く救い、未だ満たされないニーズを1日でも早く充足するためには、新製品の迅速な上市を実現させなければなりません。そのために、事業所・部門を超えて協力し合い、グローバルな生産活動に取り組んでいきたいです。

(環境・社会報告書2008に掲載された記事を元に、再編集して掲載しております。)