hhc(ヒューマン・ヘルスケア)にかける当社の思い

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2007年4月

冬の厳しい寒さの残る雨上がりの午後、住宅街の一角に小さな一軒家がある。そこには認知症による周辺症状で長年苦しむ妻と、妻を心から支える夫の高齢夫婦が住まう。全身の震えが止まらず、一人では、食事ができない、服も着られない、トイレもままならない。そんな妻を、仕事場から頻繁に帰宅し、世話を続ける作業着姿の夫。近所からは厄介者として扱われ、「ここに住まれたら困る」の冷血な要求。

私が在宅認知症の家々を訪問してはじめて突きつけられた厳しい現実です。

「自ら持して厄に堪え、天を信じて道に拠り、自ら屈し自ら傷むことなきをねがうのみ。否、ねがいは天が届けるものなり。希望は人が届けるものなり」

“我々なら患者様に希望をもたらすことができる。hhc!”

現場にて社員一人ひとりが患者様との触れ合いを通して受けた思いを、「知」(現場知)にします。そして患者様の希望が叶うために、何ができるかを考え、行動することが重要と考えています。相手を思いやる心・倫理観を持った「hhcマインド」と「現場知」が、当社のすべての企業活動のスタートなのです。

当社は、世界の患者様を心から支え、患者様がかけがえのない一日を送れる、希望に満ちた社会を創造していきたいと考えています。

知創部 部長 高山 千弘

【知創部の紹介】

知創部とは、当社のhhc理念を世界のエーザイ社員に浸透させ、推進していく組織です。

近年では、知創部員が海外に出向き、世界各国のhhc推進担当者と共同して、各国のhhc活動を活発化させています。

知創部 部長 高山 千弘