「ナレッジ・リーダー研修」を通してhhcマインドを醸成

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2007年2月

現在、全社員を対象に開講している「ナレッジ・リーダー研修」のプログラムは、老人ホームの訪問と、「高齢者擬似体験」の2つのプログラムを大きな柱としています。

今回は、高齢者疑似体験の内容をご紹介します。

「高齢者擬似体験(シニアシミュレーター)プログラム」は、(社)長寿社会文化協会(WAC)が開発した、老人性難聴を体験する耳栓、白内障と視野狭窄を体験する特殊眼鏡、筋力低下を体験する手足の重りやサポーターなどを装着することによって、高齢(75~80歳位)になった時の身体的機能低下や心理的変化を、擬似的に体験するプログラムで、「うらしま太郎」の愛称で知られています。(参考:長寿社会文化協会ホームページ

このプログラムは、擬似的に高齢者の状態を体験することによって、高齢者にやさしい商品、サービスの開発、環境・社会作りに役立てることを目的としており、研修や教育の一環として、多くの企業や学校で採用されています。

受講者はこのプログラムを通じ、相手を理解するには、相手と同じ視線で見る、考えることが大切であり、そのためには、相手を思いやる、気遣う心、やってもらったことに対する感謝の気持ちを持つことが必要であるということを体得しています。

受講者からは、「自分が考えていた高齢者像が現実と大きく違っていることに気づいた」、「高齢者の気持ちや行動が理解できるようになった」、「困っている高齢者に手をさしのべたい気持ちになった」など、自らが体験することによって新たな気づきや思いが得られたとの感想が寄せられています。

今後も研修を通じて「患者様の立場に立って考え行動する」企業風土、hhcマインドのさらなる醸成をはかっていきます。

うらしまセット