全社員を対象とした体験研修~ナレッジリーダー研修~

2006年12月

ナレッジリーダー研修は、老人ホームでの現場体験や高齢者擬似体験を通じて患者様の喜怒哀楽を把握し日々の業務に活かすことを目的としております。2004年12月より全社員を対象に開始して、参加者も2000名を越えました。研修では、岐阜の老人ホームへ赴き、社員の祖父母のような方々と接し対話することにより、歳を重ねることの意味、高齢者が一人で生活することの難しさなど高齢者の気持ちを体得しています。

エーザイでは、日々の業務や所属する組織についての状況、および従業員満足度を調査するために、2年に一度、全社員を対象に「日々の業務の取り組み方についての調査」を実施しています。2006年2月に行った第5回調査の結果では、本研修の成果を如実に示しました。図1は企業理念実現にむけた組織活動を評価する※4モードです。研修を受けている人と未受講者との間に明らかな差が見られました。4モードのどの部分でも受講者のポイントが高く、企業理念実現にむけた組織活動が活性化していることを示しています。

手袋、視野が狭いめがね、おもりをつけての作業
図.1 第五回 日々の業務の取り組み方についての調査 ナレッジリーダー研修受講者・未受講者の比較(4モード) 研修受講者 1,374名 研修未受講者 1,723名 「共同化」「表出化」「連結化」「内面化」のどのモードでも研修受講者のポイントが未受講者のポイントを上回った。スコア3:できている

また、図2はhhc活動の評価ですが、hhcの理解、hhcの実践、hhcプロジェクトの推進のどの項目でも、参加者の意識が大きく向上しました。この結果は、事務局が研修レポートで把握していた以上の成果でした。

今後は日本だけでなくアジアを皮切りに欧米でもこの研修を実施し、現場体験を通じたhhc活動のグローバル展開を推進したいと考えています。

図.2 第五回 日々の業務の取り組み方についての調査 ナレッジリーダー研修受講者・未受講者の比較(hhc) 研修受講者 1,374名 研修未受講者 1,723名 「hhcの理解」「hhcの実践」「hhcプロジェクト」のどの項目でも、研修受講者のポイントが未受講者のポイントを上回った。スコア3:できている
  • 4モード:一橋大学 野中郁次郎名誉教授の知識創造理論革新を起こす4段階のプロセス