フランスのエーザイ財団による患者様貢献Eisai S.A.S(フランス)

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2004年9月

フランス、パリにある販売会社Eisai S.A.S.は、企業理念であるhhcを実現するため、2002年5月、「エーザイ財団」を設立しました。そのミッションは、「高齢者の患者様とそのご家族をケアすること」です。

財団ではまず、同年9月に絵画オークションを開催し、それを資金源に3つのプロジェクトを設置し、高齢者のQOL向上に向けた活動をスタートしました。

EFS財団オフィシャルロゴ

一つ目は、高齢の認知症の患者様の介護に貢献した優秀活動を表彰する「フローレンス・ナイチンゲール賞」です。受賞者には、海外のアルツハイマー専門病棟での介護視察の機会を与え、受賞者が幅広い知識と視野の獲得をはかることによって、さらに質の高い介護が提供されることをねらっています。

二つ目は、「アーキテクチャープロジェクト」です。認知症の患者様が暮らしやすい病院とはどのようなものかを考えるものです。フランス社会問題省の後援のもと、政治家、看護師、患者様、養護ホーム所長、建築家など各分野で構成されたプロジェクトを設立しました。

三つ目は、世代間の絆を深めるための「インタージェネレーションプロジェクト」です。「今までで印象に残っているお年寄りについて」というテーマで、フランスの著名な作家15名および小学生を対象に作文コンクールを実施し、高齢者に対する思いを年代や世代を超えて共有しようというものです。