エーザイ社員に向けた世界顧みられない熱帯病の日(World NTD Day)の啓発活動顧みられない熱帯病に苦しむ人々に想いを馳せた日

2025年2月10日掲載

毎年1月30日は、WHO(世界保健機関)が定めた世界顧みられない熱帯病の日(World NTD Day)です。NTDsとは、アフリカや東南アジアなどの熱帯の貧困地域で15億人以上の人々が苦しむ21の感染症群です。人々の関心が薄く、資金的な援助も集まらないため、治療薬などの研究開発が進まないことから「顧みられない」状況が続いています。特に、貧しい地域に在住する方や女性・子どもなどの弱い立場の方が影響を受けるといわれています。 

1月30日はNTDsへの意識を高め、行動を促すための日とされています。エーザイでは、NTDs制圧に向けた業務をになっているサステナビリティ部が中心となって、昼食時に多くの従業員が集う社員食堂でNTDsの認知度向上キャンペーンを企画しました。東京本社、筑波研究所、鹿島事業所、川島工園、インド・バイザッグ工場の食堂で、NTDsのシンボルカラーであるオレンジ色と紫色を取り入れた服装や小物を身に着けた社員が、やはりシンボルカラーのランチメニューを食べるというキャンペーンです。食堂のスタッフの皆さんも、オレンジと紫のマスクや服装を身に着けて、イベントを盛り上げてくださいました。

本社、鹿島事業所、川島工園での食堂の様子

当日のNTDsメニューは、ブルーベリーとミカンのヨーグルト/カボチャサラダの小鉢(本社)、チキンソテーのオレンジソースと紫キャベツの和え物(筑波研究所、鹿島事業所、川島工園)でした。昼食を食べながら、メニューに込められた背景や思いについて話すひとときとなりました。NTDsの一つであるリンパ系フィラリア症の治療薬を製造するインド・バイザッグ工場では、ランチメニューに加えて、子どもたちが作ったポスター展示も行われました。

インド・バイザッグ工場の社員、提供メニュー、子どもたちが作ったNTDsのポスター

いつもと違う食堂の様子に驚く社員もいて、NTDsに興味を持ってもらう良い機会となりました。 

社員一人ひとりがNTDsに対して自分に何ができるのかを考えることができるよう、来年以降も啓発に向けたイベントを継続していきます。

筑波研究所で提供されたメニュー

2012年にNTDs制圧に向けた世界最大の国際官民パートナーシップに参画して以降、エーザイは様々なパートナーとともにNTDs制圧をめざしてきました。様々な課題はありますが、セクターを超えたグローバルなパートナーシップや蔓延国のオーナーシップ向上により、着実な成果がもたらされており、エーザイは引き続き全社をあげてNTDs制圧に向けて取り組んでいきます。

今回のキャンペーンの様子をまとめた動画は👉

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