顧みられない熱帯病、約束から実行へ—マダガスカルにおけるリンパ系フィラリア症との闘い—(動画)

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2013年9月2日掲載

エーザイは、顧みられない熱帯病に関する共同声明「ロンドン宣言」に参画し、2012年1月、リンパ系フィラリア症治療薬のジエチルカルバマジン(以下、DEC)錠22億錠を無償で提供する契約を世界保健機関(WHO)と締結しました。本契約のもと高品質なDEC錠を安定供給するため、自社のインド・バイザッグ工場で製造することを決定し、製剤開発を経て、2013年8月20日にWHOより事前認定を取得しました(https://www.eisai.co.jp/news/news201348.html)。この認定取得により、当社は、自社製の高品質なDEC錠をリンパ系フィラリア症のリスクにさらされている2.5億人の人々に2013年から7年間にわたって提供することが可能となりました。

一方、当社製のDEC錠が供給できるようになるまでの2012-13年の期間は、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、サノフィ社および当社の3者パートナーシップにより、サノフィ製のDEC錠をWHOに無償提供しています(https://www.eisai.co.jp/sustainability/atm/medicines/003.html)。

2013年1月、サノフィ製のDEC錠がWHOを通してリンパ系フィラリア症の蔓延国の一つであるマダガスカルに提供され、第一回目の集団投薬が実施されました。治療薬の提供者であるサノフィ社、GSK、およびエーザイのCEOのリンパ系フィラリア症の制圧に向けた想い、現地での集団投薬の様子を動画で紹介します。

動画を見る(5分20秒)

この3者のパートナーシップのもと、マダガスカルの他マレーシア、ミャンマー、東ティモールにもDEC錠が届けられ、リンパ系フィラリア症の制圧プログラムは着実に前進しています。

  • GSK(グラクソ・スミスクライン)社は、リンパ系フィラリア症治療薬の一つであるアルベンダゾールを供給しています。

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