インド工場からの世界展開:アフォーダブル・プライシングの実現に向けて

2012年1月26日掲載

世界各国のエーザイ生産拠点の中でも、特にインド工場(EPM工場)は、高いコスト競争力をベースに、高品質かつ低製造コストの医薬品の供給基地として、2009年12月にアンドラ・プラデシュ州に竣工しました。インド工場には原薬(医薬品の有効成分)と製剤の生産施設と共に、製剤研究施設も備えられています。インド工場で生産された製品はすでにインド国内で販売されており、日本市場向けにも出荷されています。今後米国・欧州でのインド工場製造医薬品の販売を開始することも目指し、GMP監査・教育訓練や技術移譲の支援活動を特に強化しています。実際、2011年の秋には、米国規制当局(FDA)のGMP査察を受け、米国市場向けアリセプト(適応:アルツハイマー病)の追加製造拠点としてFDAより承認を受けました。

インフォメーション(2011年12月15日付):
インド生産拠点が米国FDAより、認知症治療薬「アリセプト錠」の製造承認を取得

インド工場にはグローバルな購買戦略ユニットも置かれ、高品質でかつ競争力のある原料・原薬ベンダーの選定を実施しており、グローバルにベンダーを選定するためのガイドラインも作成中です。

インド工場の活用により、より競争力のあるコスト構造とアフォーダブル・プライスを実現し、医薬品アクセスの向上に貢献していきます。

またインド工場は、当社グループより7年にわたりWHOに無償提供されるフィラリア薬、DEC錠(有効成分:ジエチルカルバマジン クエン酸塩)22億錠の生産拠点となることが予定されており、現在製造検討が実施されています。ここで製造されたDEC錠は、37カ国に供給されることが予定されております。DEC錠は、欧米向け製品と同じ設備とGMP運用下で、7年間で22億錠という莫大な量の生産計画においても、安定して高品質の製品が製造されます。インド工場の社員たちはフィラリア症がどのような悲惨な病気であるかを良く知っており、WHOに提供されるDEC錠が自分たちの手で開発・製造できることについて、非常に高い誇りとモチベーションを持って取り組んでおります。

エーザイによるDEC無償提供プログラムの詳細については、以下のリンクよりアクセスできる「DEC無償提供プログラムの状況」をご覧ください。

エーザイ インド工場:研究開発施設
エーザイ インド工場:原薬生産施設
エーザイ インド工場:製剤生産施設

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