2025年11月
2025年8月、エーザイ本社に若年性認知症当事者様である藤島岳彦さんをお招きし、当社PR部社員との共同化を実施しました。

藤島さんが若年性アルツハイマー型認知症と診断されたのは2023年、57歳のときでした。それまでは営業職として長年活躍し、海外駐在の経験もあるキャリアの持ち主。 共同化では、藤島さんが認知症と診断されるまでに経験した違和感の数々のみならず 診断される前後の人生や喜怒哀楽の気持ちの変化について赤裸々に語っていただきました。
ネクタイの結び方が分からなくなる、同僚の顔や名前が覚えられない、いつもの自分では考えられないミスが重なる、といった日常生活での「違和感」を経験しながら、それらの原因が認知症であることに気づけなかった藤島さんは、こう呼びかけてくださいました。
「認知症には痛みがない。だからちょっとした「違和感」を放置せずに病院にかかってほしい」「何もしないうちに症状は進行してしまうかもしれない。病院にかかるまでの時間がもったいないんです」
「みんながもっと認知症を語れる社会」の実現に向けて、講演活動に積極的に取り組む藤島さんのお話には、認知症のサインかもしれない「違和感」に少しでも多くの人に気づいてほしいという想いがこもっています。
日頃様々なステークホルダーズの皆様に認知症の早期発見と早期診断の重要性についてお伝えする私たちにとって、藤島さんのお話はとても参考となるものであり、今後の活動への想いを新たにしました。

当社は、特設サイト「認知症に、新しい答えを。」を開設し、当社と同じく、認知症に「新しい答え」を生み出し続けている企業・団体、個人の様々な取り組みをご紹介しています。
藤島さんのお話の詳細も掲載中です。
詳しくは特設ページ「認知症に、新しい答えを。」をご覧ください。
