A Day Spent With Patients~患者様の課題を知る・感じる・そして考える~

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2011年6月

「患者様の真の姿:Patients Realityを知り、患者様に想いを馳せながら新薬の開発に取り組み続けなければならない。」

筑波研究所のメンバーはそのように考え、群馬県にある病院のご理解を得て、訪問診療や看護への同行を実施させて頂くことができました。

「住み慣れたご自宅で快適な生活が送れるよう、一人ひとりの状態に合わせた看護を提供する」との目標をあげられたこの病院の訪問看護ステーションでは、糖尿病・腎臓病などの慢性疾患からがんの患者様に対する緩和ケアまで幅広く看護を提供されています。

筑波研究所のメンバーは患者様のお宅を訪問し、下記のような多くの気付きを得て、日常業務の高質化や新薬創出に向けたスピードアップへの決心を固めました。

  • 「病気を治す薬」だけでなく「服薬しやすいQOL*改善薬」が求められている
  • 今回の経験は医療現場の一部に過ぎず、引き続き医療現場の現実を理解する努力が必要である
  • ある患者様は、「本当はベッドから起きて動きたい。だけど、できない。ならば、ベッドに居てもできることをやろう!」とおっしゃっていた。不安な気持ちの裏返しかもしれない。一日も早く、患者様に少しでも多くの希望を持っていただくために、新薬の研究・開発のスピードをアップしなければならない

エーザイは、患者様の真実を知ることで、患者様が抱える顕在的なニーズにお応えすることはもちろんのこと、潜在的な欲求をも理解し、それを満たすことで顧客満足を上回る「顧客歓喜」の実現を目指しています。

  • *:
    QOL(Quality of Life)人々の生活を物質的な面から量的にのみとらえるのではなく、精神的な豊かさや満足度も含めて、質的にとらえる考え方。生活の質。人生の質。生命の質。