北欧でのhhcの取り組み「てんかんとともに生きる」

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2009年11月

スウェーデンの販売子会社であるEisai ABは、てんかんに対する幅広い疾患啓発活動を実施しています。医療従事者、患者様、患者団体との話し合いやインタビューから、てんかんは、てんかんにかかわる方々においても正しく理解されておらず、誤解が多い病気であること、また、多くのてんかん患者様は、ご自分の病気に対して悩み苦しまれている状況がわかりました。

Eisai ABではこのような患者様方を支援し、希望をお届けするため、てんかん専門医と連携して、てんかん患者様の日常生活に焦点をあてた「てんかんとともに生きる」を出版しました。さらに、ご自身もてんかんを罹患されている著名人による本のPR活動を行い、てんかんに対する社会的な認知度を高めました。またスウェーデン各地で「てんかんDAY」にイベントを開催し、患者様とご家族、患者団体、医療従事者、地域住民がてんかんについて話し合う場を提供しました。

この「てんかんとともに生きる」プロジェクトは、てんかん患者様とそのご家族の自信を高め、日常をより生きやすいものにするきっかけとなりました。

冊子「てんかんとともに生きる」
勉強会に集う人々

この病気にかかわる誤解は何百年も続いているものであり、人々の認識を大きく変えていくためには時間がかかります。しかし、このような活動により患者様ご自身がてんかんを正しくご理解され、自信や明るい未来への確信を持っていただくことで、患者様に希望をお届けすることができたと考えています。

「この本をメディアが取り上げたことによって、てんかん全体に光が当てられたと感じました。人々は、私の病気に対しておそれを抱くのではなく、関心を持ちはじめたように思えます。」とある患者様はお話されています。

Eisai ABは、今後も勉強会や地方巡業のイベントを継続的に展開し、北欧全体で実施していきます。また、患者団体の活動支援や医療施設での実習を通して、てんかんとともに生きる患者様に一歩進んだ希望をお届けしたいと考えています。