2008年11月
当社では、企業理念であるヒューマン・ヘルスケア(hhc)を実現するための社員研修の一環として、知的障がい者の施設での現場体験とケース・スタディーによる疑似体験のプログラムを行っています。
知的障がい者の施設では、入居者の皆様とお絵かき、軽作業、食事、和太鼓演奏をともにする現場体験を行います。
受講者は、施設における介護者や入居者の喜怒哀楽や現場知を直接感じ取り、気づかい、思いやり、感謝というhhcマインドを持って、業務に取り組んでいくことの重要性を理解します。また、介護者の皆様が、入居者の自立という熱き思いを持って活動することで、結果的に、入居者の皆様が明るく充実した生活をすごしていることに気づきます。
もうひとつの研修は、高齢者ばかりの小さな町でおこったビジネスケースを学びます。お料理に季節感を添えるつまもの(葉っぱ)を高級料亭等にお届けするという事業で、携わる生産者の多くが高齢者です。高齢者が社会に貢献できるという喜びを持ち、生きがいと夢を持って働けるようになり、さらにビジネスとしても成功を収めたという事例をケース・スタディー形式で学びます。
これらの現場体験およびケース・スタディーによる疑似体験を通じて、当社の最大の使命である「患者様満足の増大」という目的を達成することが重要であり、その結果として、自分自身が充実感を得ることができ、またビジネスとして存続しうることができる、ということを学びます。
そして、受講者は、常に熱き思いを持って業務に取り組んでいくことの重要性を理解し、この体験における気づきをどのように業務に生かすかを考えながら、hhcの実現をめざして日々の業務に取り組んでいます。