- グローバルヘルス
2026年9月17日掲載
エーザイは、開発途上国における医薬品のアクセス向上や顧みられない熱帯病の治療薬の開発など、世界の人々の健康に貢献するための取り組みを進めています。
サステナビリティ部では、その活動の一環として、子どもたちの夏休み期間中に学童施設を訪問し、子どもたちとともに「世界の健康」について学び、考えました。

世界には、主に熱帯・亜熱帯地域に蔓延する「顧みられない熱帯病(Neglected Tropical Diseases:NTDs)」と呼ばれる疾患群があります。NTDsは、衛生環境や医療へのアクセス、貧困などさまざまな社会的要因とも深く関係しており、人々の健康だけでなく、教育や就労の機会にも影響を及ぼします。
今回の訪問では、こうした世界の健康をめぐる社会課題について、私たちの暮らしとのつながりを一緒に考えるため、世界の学校や給食事情、手洗いなどの感染症予防、世界各地で流行する病気などをテーマに、クイズやゲームを交えながら紹介しました。「世界ではどのようなことが起きているのか」「日本で暮らす私たちとどのようなつながりがあるのか」「自分たちにできることは何だろう」と子どもたちと一緒に考えました。
子どもたちからは、好奇心に満ちた率直な疑問に加え、大人ではなかなか思いつかないような自由な発想も次々と聞かれました。例えば、「薬を飲みたくても、きれいな水がなかったらどうしたらよいだろう」という問いに対しては、「日本から水を届ける!」「雨を降らすためのてるてる坊主を作る!」といった子供たちならではのアイデアが飛び出しました。
こうしたやり取りを通じて印象的だったのは、子どもたちが世界の課題を単なる「遠い国の出来事」として捉えるのではなく、自分たちの暮らしとつながる問題として考えようとする姿でした。
現在の子どもたちが社会で活躍する頃には、国籍や文化的背景の異なる人々とともに学び、働き、暮らすことが、今以上に身近になっていると考えられます。世界で起きていることに目を向け、自分とのつながりを知り、多様な人々や社会課題について考えることは、これからの社会を生きる子どもたちにとって大切な経験の一つです。今回の取り組みが、子どもたちにとって世界に目を向けるきっかけとなればと考えています。
また、今回の対話は、私たちにとっても、子どもたちの自由な発想や視点に触れることで、日頃取り組んでいるグローバルヘルスの課題を改めて捉え直す、多くの気づきを得る機会となりました。
これからもエーザイは、世界の人々の健康に貢献する取り組みを進めるとともに、さまざまな世代や立場の方々と対話しながら、グローバルヘルスについてともに考えていきます。

8月6日に訪問した「文京区小石川育成室」での様子
