責任あるAIの活用

エーザイグループは、hhc 理念のもと、AIを患者様や生活者の皆様へのさらなる価値創出と、事業活動の高度化に活用していきます。一方で、AIの開発、導入および利用に伴うプライバシーやセキュリティへの影響、公平性、透明性等に関するリスクを適切に管理することが重要であると考えています。

この考えのもと、当社は Global AI Policy(2026年4月制定、承認者:チーフインフォメーションオフィサー、ゼネラルカウンセル)を策定しました。

エーザイグループは、適用される法令・規制、当社の価値観および倫理基準に沿って、責任あるAIの開発、導入および利用を推進します。以下に、その基本的なコミットメントを示します。なお、Global AI Policyは、AI技術ならびにAIに関連する法規制の変化を踏まえ、その適切性および有効性を確保する観点から、必要に応じて見直しを行います。

AIガバナンス

Global AI Policy では、Global AI Governance Committeeとの連携を含む AIガバナンスの枠組みを定めています。エーザイグループでは、この枠組みに基づき、責任あるAIの活用を推進します。

 

コミットメント

1.説明責任

AIの利用に当たっては、次の事項に関する責任の所在を明確にし、説明責任を果たします。

  • AIが行う意思決定
  • AIが提供する情報に基づく意思決定
  • AIを利用すること自体に関する意思決定

また、AIを活用した意思決定の結果について、責任者が常に意思決定プロセスに関与する体制を確保します。

2.プライバシー、セキュリティおよび機密保持

個人のプライバシー権を尊重し、AIの開発、導入および利用に関連して取り扱うエーザイおよび第三者のデータならびにシステムの安全性と機密性を確保します。また適切なデータ保護措置を講じ、適用されるデータ保護およびプライバシー関連法令を遵守します。

3.品質、公平性、差別の禁止およびバイアスの軽減

AIの開発、導入および利用ならびにその基礎となるデータについて、当社の倫理基準および品質基準に沿った取扱いに努めます。また、公平性と包摂性の向上に努め、結果の偏りの抑制に取り組みます。

当社は、差別や偏見の防止・是正に向け、AIシステムの継続的な確認と改善に取り組みます。

4.透明性および説明可能性

当社は、社内における AIの開発、導入および利用について、以下に取り組み、透明性の確保に努めます。

  • AIツールの目的と機能を理解すること
  • AIツールが意図したとおりに機能していることを確認すること
  • AIシステムが判断を行う仕組みを明確に説明できるようにすること
  • AIシステムが利用するデータを明確に説明できるようにすること
5.法令遵守

AIの開発・導入・利用に当たっては、各国・地域で適用される法令を遵守します。

また、規制の変化を継続的に把握し、継続的な法令遵守を確保するため、社内の手続きや運用を定期的に見直します。

6.リスク軽減

AIシステムの利用に伴うリスクを管理するため、リスク管理戦略を実施します。潜在的なリスクを特定し、その適切な管理・軽減に取り組みます。

7.人間による監督、研修および継続的学習

AIツールは、その利用の適法性を確保するとともに、人による適切な水準の監督の下で利用します。また、次の取り組みを実施します。

  • 従業員を対象とした AI 研修
  • 各従業員の役割および責任に応じた研修
  • 継続的な学習を通じた実務の継続的改善
8.継続的な監視および評価

AIシステムの利用状況やリスクを継続的に確認・評価し、その適切性の維持に努めます。