人財育成

人財戦略方針

エーザイでは、社員を企業理念であるhhcを実現する重要なステークホルダーかつ大切な財産と位置づけ、「人財」と表現しています。

当社は、企業理念への強い共感のもと、社員一人ひとりが主体的かつ挑戦的に仕事に取り組むことで自信とプライドを養い、新たな価値創造に貢献する人財の輩出をめざしています。また、これからは世界中のどこにいても時空を超えてあらゆる人々と信頼関係を築き、いかなる変化にも適応しイノベーションを創出する、ボーダレスなグローバル人財集団でありたいと考えています。

この実現に向けて、当社は、グローバルな視点に立った人財戦略を進めています。

グローバルタレントマネジメント体制の整備

エーザイは、2016年に「エーザイ グローバルタレントマネジメントポリシー」を規定し、多様性と異質性を積極的に受容することが患者様の真のニーズを深く理解し、イノベーション創出につながるという認識をグローバルに浸透させました。また、「hhc 理念に共感する優秀な人財の獲得」、「新たな事業機会を見出す能力を持つ人財の育成」などを同ポリシーに盛り込み、個々の強みを発揮する多様な人財による協働こそが、hhc 理念の実現に不可欠であることをグローバルに明示しました。

エーザイ グローバルタレントマネジメントポリシー

  • エーザイ社員は、共同化(Socialization)を通じて真の患者様ニーズを理解し、イノベーションへの強い動機づけを得、そのニーズを充足するイノベーションをあらゆる場所で考え、実践する。
  • エーザイは、社員に対し、イノベーションに繋がるやりがいのある仕事の提供、および能力開発機会の充実に全力で努める。
  • 差別やハラスメントがなく、多様性・異質性を積極的に取り入れ、困難に挑む気概、成功に繋がるトライアンドエラーを奨励する職場風土を醸成する。
  • 患者様と生活者の満足を最大化するために、世界中のhhcマインドに共感する優秀な人財を惹きつけ、獲得する。
  • 現状に拘泥せず、今起こっている事象(社会動向、学会での発表等)を直視し、新たな事業機会を見出す能力(時機読解能力)を有する人財を発掘、育成する。

グローバル人財の育成

エーザイの最大の強みは、「企業理念の深い浸透」であり、hhc理念に基づく経営方針や戦略がグローバルに共有されています。当社の人財育成の基本は、hhc 理念の理解と共感であり、あらゆる階層の研修プログラムに、患者様と共に時間を過ごす「共同化(Socialization)」の機会を設けています。また、hhc 理念の浸透を目的とし、年間500以上の患者様貢献活動をグローバルに継続的に実施しています。

さらに、グローバルリーダーを育成する選抜式の「E-GOLDプログラム」(CEO主催)や「E-ACEプログラム」(CTO(チーフタレントオフィサー)主催)を毎年実施しています。

また、エーザイグループ内のプログラム「グローバルモビリティ」を通じて、グローバルでの人財交流と一体感の醸成を図っています。これまでに参加した約80名が本プログラムを経てグローバルビジネスのリーダーとして成長・活躍しています。本プログラムでは、海外から日本に派遣される社員が参加者の約半数を占めており、日本国内のダイバーシティの促進にも大きく寄与しています。

中期経営計画「EWAY Future & Beyond」における人財ポートフォリオの強化

経営戦略を実行する人財基盤を最大化していくため、定性的な情報活用に加え、ピープルアナリティクスにより社員のエンゲージメントの可視化を行います。また、得られた定量的な情報を活用することで、人財ポートフォリオ分析や最適配置分析を行い、データに基づいた効果的な人財戦略を実行し、人財一人ひとりがパフォーマンスを最大限に発揮できる機会を提供します。
新たなビジネスモデルの中核となるデジタルトランスフォーメーション(DX)戦略の実現に向け、データサイエンティストやエンジニアといった専門人財のキャリア採用を積極的に行い人財基盤の強化を進めています。さらに、当社のDXを推進するリーダーの育成にも注力しており、2020年度は全執行役を対象としたDX研修を実施しました。今後、DXを牽引するリーダーおよび専門人財の育成を一層強化していきます。
社員や組織に関するデータ収集・分析
キャリア採用の推移

多様なキャリアパスの実現と人財育成

エーザイは、周囲と信頼を構築し、挑戦し、社会に価値を提供し続ける人財が次々と育つ環境の実現をめざしています。そのために、自らの意志と責任で選択・挑戦し、研鑽する“学び方改革”を始動しました。カリキュラム、時間と場所等の自己選択の幅を拡大し、個人の特性・志向・ニーズに応じて自らが選択し、自主的に挑戦するスタイルの機会提供型の研修プログラムに移行しています。また、社内外への越境機会を拡大し、より幅広いキャリア開発の機会提供を進めています。e-ラーニングなどを活用したキャリア啓発・教育の充実を図ることで、会社主導のキャリア形成から、社員個々の多様な価値観・挑戦意欲に基づく主体的なキャリア形成支援へのシフトを図っています。