COVID-19対策物資支援に対してパプアニューギニア保健省から感謝状を受領

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2021年8月30日掲載

エーザイは、2013年から世界保健機関(WHO)を通じてリンパ系フィラリア症(LF)治療薬の一つである「DEC錠(ジエチルカルバマジン)」を蔓延国に無償で提供し、LF制圧活動に取組んでいます。DEC錠の初出荷国の一つであるパプアニューギニアにおいては、独立行政法人国際協力機構(JICA)とも協力し、これまで1040万錠を提供し、パプアニューギニアにおける制圧活動を支援してきました。

COVID-19の影響により、パプアニューギニアではLF制圧に重要な役割を果たす治療薬の集団投与(MDA)が延期されていましたが、その再開に向けて、エーザイは、JICAと協力し、感染対策に必要なマスク5万枚と手袋3万5千枚を寄贈しました。これに対して、パプアニューギニア保健省より、エーザイの今回の物資寄贈とこれまでのDEC錠提供によるLF制圧プログラムへの継続的な支援に対する感謝とともに、現地における制圧活動の様子が紹介された感謝状が届けられました。

受領した感謝状

エーザイがパプアニューギニアに提供したDEC錠は、ニューアイルランド州や東ニューブリテン州におけるMDAで使用され、今年から西ニューブリテン州で始まるMDAでも使用される予定です。また、今回寄贈した物資は東ニューブリテン州と西ニューブリテン州で実施するMDAで使用される予定です。

東ニューブリテン州でのMDAの様子(2019年)

ニューアイルランド州でのMDA後フィラリア感染状況を把握するための定点調査TAS(Transmission Assessment Survey)の様子(2020年)

いただいた感謝状には、今後、MDAを全国各地に拡大する予定にも触れられており、エーザイは引き続きPNG政府、WHO、JICAなどとのセクターを超えたパートナーシップを通じPNGでのLF制圧に貢献していきます。

  

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