2018年 ATMインデックスにおいて8位にランキング

  • シェア
  • ツイート
  • シェア
  • ツイート

2018年12月11日掲載

2018年 医薬品アクセスインデックス(Access to Medicine Index、以下ATMインデックス)の結果が発表となり、エーザイが8位にランキングされました。当社は、2014年および2016年の11位から3位上昇しました。

ATMインデックスは、医薬品アクセスの改善をめざす国際的な非営利団体である「医薬品アクセス財団」(Access to Medicine Foundation)が2008年以来、2年毎に実施している調査です。開発途上国・新興国の医薬品アクセス問題に先進的に取り組むグローバル大手製薬企業20社について、当インデックスで対象とする疾患・国における活動を公知情報および各社へのアンケートに基づいて評価します。

エーザイの活動では、顧みられない熱帯病(NTDs)の制圧に向けた継続的な取り組みが、ベスト・プラクティスに選定されました。また、政府、国際機関、アカデミアや非営利民間団体などとのパートナーシップを活用し、NTDsやマラリア、結核に対する新薬の研究開発を積極的に行っていることについても高く評価されました。

当社は、世界保健機関(WHO)との協力のもと、NTDsの一つであるリンパ系フィラリア症(LF)の制圧をめざし、2013年からLF蔓延国に対しLF治療薬である「ジエチルカルバマジン(DEC)錠」の無償提供に取り組んでおり、これまでにLF蔓延国28カ国1に15億錠以上のDEC錠を供給してきました(2018年11月現在)。さらに、DEC錠が必要とされるすべての蔓延国においてLFが制圧されるまで、高品質のDEC錠を継続的かつ安定的に提供していくことを表明しています。

当社は、ヒューマンヘルスケア(hhc)理念のもと、開発途上国・新興国の人々の健康福祉の向上に貢献し、これらの国々の人々が健康を回復し、就労による経済の発展や中間所得層の拡大に寄与することを将来の市場形成に向けた長期的投資と位置づけています。DEC錠の無償提供や研究開発に加え、現地における疾患啓発、ならびに所得に応じた価格設定の導入など、医薬品アクセスの改善に向けた活動を通じて、世界の患者様とそのご家族のベネフィット向上に、より一層貢献してまいります。

2018年 ATMインデックスの結果発表の詳細について下記リンクをご覧下さい(英語のみ)。
https://accesstomedicinefoundation.org/access-to-medicine-index

  • 1
    アメリカンサモア、インド、インドネシア、エジプト、エリトリア、ガイアナ、キリバス、ケニア、コモロ、サモア、サントメ・プリンシペ、ザンビア、ジンバブエ、スリランカ、タイ、ツバル、ドミニカ共和国、ハイチ、パプアニューギニア、東ティモール、フィジー、フィリピン、フランス領ポリネシア、マダガスカル、マレーシア、ミクロネシア、ミャンマー、ラオス (五十音順)