「毎日1日500錠ほど一包化しており、毎回PTPシートから出すのが大変です」
「PTPシートから出す手間やごみの削減・廃棄費用を考えるとバラ包装があれば助かります」
医薬品の錠剤の包装には、大きく分けてPTPシートとバラ包装の2種類があります。
*写真はイメージです


バラ包装とは、ボトルの中に錠剤やカプセルがそのまま入っているもので、1錠ずつ包装されているPTPシートに比べ、薬局での一包化*作業の際に便利で効率的です。また、錠剤取り出し後のPTPシートの廃棄(プラスチックごみ)を削減できるメリットもあります。
そのため、錠剤の新薬でPTPシートが先に発売された場合、その薬が多くの患者様に服用される状況になると、冒頭のように医療関係者の方々からバラ包装販売のご要望をお寄せいただくことがあります。
近年発売した新薬でも、PTPシートに続いて、バラ包装を発売しました。これにより薬局での一包化作業の負担を軽減し、患者様の待ち時間の短縮にも繋がっています。
*一包化:薬の飲み忘れや飲み間違い防止のために複数の錠剤やカプセルを1回分1袋にまとめる調剤方法。