家庭での糖衣錠の保管に関する情報提供

湿度の高い日が続いた昨夏、患者様より、保険薬局で分包に入れた糖衣錠の表面が自宅で保管中に溶けたとの問い合わせが多く寄せられました。
そのため、真夏と同じ厳しい高温多湿の条件で糖衣錠の外観変化を確認する試験を行い、その結果をもとに家庭での保管方法についての薬剤師向け資材、患者様向け指導戔を作成しました。この情報は、患者様への服薬指導に活用いただいています。
その内容の一部をご紹介します。

<梅雨時・夏場のお薬の保管でお願いしたいこと>
湿度が高い季節には、お薬の保管容器や場所にご注意ください。

1.直射日光などに当てないで保存 夏場の車の中に置かない 2.お風呂や洗面所・台所などの湿気の多い場所に置かない 3.シートは細かく切り離さないで!固い角でフィルムに穴を開けてしまいます 4.密閉できる缶や容器に入れ、蓋をきちんと閉めて保管 湿度の高いときは乾燥剤が効果的
  • 糖衣錠とは服用しやすくするために、表面に白糖などをコーディングした錠剤です。