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ニュースリリース

(2005年9月29日)

大日本製薬株式会社とエーザイ株式会社
糖尿病合併症治療剤に関するライセンス契約を締結

大日本製薬株式会社
エーザイ株式会社

 大日本製薬株式会社(本社:大阪市、社長:宮武健次郎)とエーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、大日本製薬が創製し、開発中の糖尿病合併症治療剤「AS-3201」に関するライセンス契約を、本日締結しました。
今回の契約締結により、大日本製薬は日本を除く全世界において本剤を独占的に開発、製造、販売する権利をエーザイに付与しました。なお、大日本製薬は、主要国において本剤をエーザイと共同販促する権利を留保しています。

本剤は、アルドース還元酵素を強力に阻害することにより細胞内のソルビトール蓄積を抑制し、代表的な糖尿病合併症である糖尿病性神経障害を改善する薬剤として開発を進めています。現在、糖尿病性神経障害の患者数は米国約360万人、欧州主要5カ国約260万人、日本約170万人といわれています。

大日本製薬は、本剤を国際戦略製品として位置付け、早期の承認申請に向けて自社開発に取り組んでおり、現在、米国とカナダにおいてはフェーズⅢ3試験、日本においては杏林製薬との共同開発でフェーズⅡ2試験を実施しています。
エーザイは、神経疾患領域をフランチャイズのひとつとして位置づけており、本剤をそのラインアップへ加えることで、糖尿病性神経障害の患者様の治療に貢献することを目指します。

今後、エーザイは大日本製薬と緊密な連携をとりながら大日本製薬が米国とカナダで実施中のフェーズⅢ3試験以降の開発を引継ぎ、本剤の米国はじめ世界各国における早期の承認申請につとめます。
以上



[参考資料として用語解説を添付しております]


本件に関する問い合わせ先
大日本製薬株式会社
広報部
大阪市中央区道修町2-6-8
TEL 06-6203-1407
エーザイ株式会社
コーホ゜レートコミュニケーション部
東京都文京区小石川4-6-10
TEL 03-3817-5120



[参考資料]

糖尿病性神経障害とは
 糖尿病性神経障害は、糖尿病性網膜症や糖尿病性腎症と並んで糖尿病三大合併症の一つ。合併症の中でも発症頻度が高く(糖尿病患者の約4割)、しかも糖尿病発病後の比較的早い時期から「手足のしびれ」「痛み」「立ちくらみ」などの症状が現れ、QOLの低下を招きます。また、糖尿病性神経障害を放置しておくと、足に「壊疽」を引き起こし、病状が悪化すれば足切断を強いられることもあります。
進行した糖尿病性神経障害には、他の糖尿病合併症に比べ有効な治療法がありませんので、早期発見、早期治療が重要となります。
以上