【業界初】東京海上日動とエーザイが「認知症治療支援保険」を共同開発

東京海上日動火災保険株式会社

エーザイ株式会社

 

  •  東京海上日動火災保険株式会社(本社:東京都、取締役社長:広瀬伸一、以下「東京海上日動」)とエーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役 CEO:内藤晴夫、以下「エーザイ」)は、認知症との共生社会実現に向けた業務提携の一環として、認知症の早期発見や早期治療について経済的にご支援する「認知症治療支援保険」を共同で開発しましたので、お知らせします。

 1.背景

 東京海上日動とエーザイは、2019年8月に認知症との共生社会実現に向けた業務提携契約を締結し、エーザイが開発した認知機能のデジタルチェックツール「のうKNOW®※1」を東京海上日動が販売する「認知症アシスト付き年金払介護補償」の付帯サービスとして2021年4月より提供を開始するなど、両社の取り組みを進めてまいりました。

 認知症は、これまでは治療が難しいとされていましたが、認知症の約6割を占めるアルツハイマー病について新たな治療薬が承認され、早期段階で投与することにより疾患の進行の抑制が期待できることから、認知症の早期発見や早期治療への備えの重要性が増しています。

 このような中、東京海上日動が有する保険商品・関連サービスで培ってきたノウハウに加えて、エーザイの認知症領域における豊富な経験を活用し、認知症の早期発見や早期治療について経済的に支援する新たな保険商品「認知症治療支援保険」を共同で開発しました。

 

※1 トランプをモチーフとした4つの簡便なテストを通じて、脳の反応速度、注意力、視覚学習および記憶力を、PCやタブレット、スマートフォンを使ってチェックすることができるツールです。(非医療機器)

 

2.認知症治療支援保険 (業界初※2)の概要

(1)補償・サービスの内容

 新たな治療薬は、アルツハイマー病による軽度認知障害および軽度認知症の方が対象となりますが、その判断にはアミロイドβ病理の確認を行うPET検査等を受ける必要があります。こうした検査・治療には、一定の自己負担を要することから、これらを経済的にご支援する以下の補償をご提供します。

 ① 軽度認知障害等一時金【早期発見の支援】

  初めて軽度認知障害(含む認知症)と診断確定された場合、アミロイドPET検査の費用等に充てていただける一時金をお支払いします。

 ② アルツハイマー病による軽度認知障害等一時金【早期治療の支援】

  初めてアルツハイマー病による軽度認知障害(含むアルツハイマー型認知症)と診断確定された場合、新たな治療薬による治療費用等に充てていただける一時金をお支払いします。

 また、付帯サービスとして、加入者に「のうKNOW」を提供します。認知機能の低下を捉えることで、早期発見・早期治療への導線をサポートします。

※2 アルツハイマー病による軽度認知障害またはアルツハイマー型認知症に特化した補償は業界初となります(東京海上日動調べ)。

※3 契約条件によって異なります。

 

(2)ご加入時の流れ

 ご加入時に、健康状態告知とあわせて、「のうKNOW」を実施いただきます。

 

(3)保険料

 月額:1,370円(50~54歳の男性、軽度認知障害等一時金30万円、アルツハイマー病による軽度認知障害等一時金100万円の場合) ※契約条件によって異なります。

 

(4)契約方式

 企業等を契約者とし、その構成員等が任意に加入する団体契約となります。

 

3.今後について

 東京海上日動とエーザイは、認知症との共生社会実現に向けて、様々な企業・団体と連携しネットワークを拡大していくことで、様々な社会課題の解決につながる取り組みを一層進めてまいります。

  

以上

 

  

報道関係お問い合わせ先

  • 東京海上日動火災保険株式会社

    広報部

    TEL:03-6704-4268

  • エーザイ株式会社

    PR部

    TEL:03-3817-5120