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ニュースリリース

(2001年3月29日)

柳沢正史先生(ハワード・ヒューズ医学研究所の正研究員・テキサス大学教授)とコンサルタント契約を締結


 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、ハワード・ヒューズ医学研究所(Howard Hughes Medical Institute、米国テキサス大学内、本部:米国メリーランド州)の正研究員でテキサス大学教授としてもご活躍されている柳沢正史先生とオーファンGPCR(リガンド未知のGタンパク質共役型受容体)リガンドの精製・同定に関する基礎研究に関して、コンサルタント契約を締結しました。契約日は2001年3月6日で、契約期間は3年間です。


 柳沢先生は、GPCRのリガンドであるエンドセリン(endothelin)とオレキシン(orexin)の発見者として著名な研究者です。今回の契約により、シーズ研究所を中心とした筑波研究所で展開されるGPCR関連の研究プロジェクトが効率的に進行し、新しいGPCRをターゲットとした創薬が大きく進展すると期待しています。


 調査によれば、既存の医薬品のおよそ45%が、細胞膜上の受容体を介して作用を発現しており、その中でもGPCRは大きな割合を占めています*。GPCRには多くの種類があることが知られていますが、その多くは未だ生理的な意義が解明されていません。今後GPCRを創薬ターゲットとして研究を進めることにより、有用な医薬品が見つかる可能性が高くなると考えられています。


*:J.Drews, Drug Discovery : A Historical Perspective, Science, 287, 1960 (2000)