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ニュースリリース

(2005年9月28日)

ファイザー社血液凝固阻止剤「フラグミン(R)」の米国における独占的な販売権を取得

エーザイ株式会社
エーザイ・インク

 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)の米国事業会社エーザイ・インク(本社:ニュージャージー州、会長:清水初)は、9月27日(米国現地時間)、ファイザー社と同社の血液凝固阻止剤「フラグミン(R)」注(Fragmin(R)、一般名:ダルテパリンナトリウム)の米国における独占的な販売権の取得に関する契約を締結しました。

今回の契約締結に伴い、エーザイ・インクは、本剤の米国における売上の全てを計上するとともに、物流と市販後研究を担うことになります。また、ファイザー社より「フラグミン(R)」のNDA(New-Drug Application:新薬承認申請)の権利を譲渡されることになります。

「フラグミン(R)」は低分子へパリンとして分類される皮下注射専用の血液凝固阻止剤です。米国における効能効果は、肺塞栓症(PE)を誘発する可能性のある深部静脈血栓症(DVT)の予防、およびアスピリン使用時の、不安定狭心症と心筋梗塞における虚血性合併症の予防です。米国心臓病協会によると、DVTは年間およそ200万人のアメリカ人に発症します。そのうち、約60万人のDVT患者は、血栓が肺に移行し肺塞栓症(PE)を発症するといわれています。

エーザイは、神経、消化器、がん・クリティカルケアの治療領域を重点領域として注力しております。今回の契約締結により、米国における当社のクリティカルケア領域におけるプレゼンスの向上を図り、この領域における多くの患者様のQOLに貢献できることを期待しております。



[参考資料として、製品概要と用語説明を添付しております]


本件に関するお問い合わせ先
エーザイ株式会社
コーポレートコミュニケーション部
TEL : 03-3817-5120
Eisai Inc.(エーザイ・インク)
Judee Shuler(ジュディ・シュラー)
Corporate Planning and Communications
TEL : (1) 201-287-2241


<参考資料>

【製品概要】
 フラグミンは、低分子ヘパリン(血液凝固阻止剤)静注製剤である。米国では1994年にファルマシア・アップジョン社がFDAより承認を取得し、1995年に発売。現在はファイザー社が販売を行っています。
1)製品名: 「フラグミン(R)」(Fragmin(R)
2)一般名: ダルテパリンナトリウム(dalteparin sodium)
3)剤形: 注射剤(バイアル2種、シリンジ4種)
4)販売元: エーザイ・インク
5)製造元: ファイザー社(米国)
6)効能効果:
○以下の状態における肺塞栓症を誘発する可能性のある深部静脈血栓症予防
-股関節置換術を受けている患者
-血栓塞栓症を合併する可能性のある腹部手術を受けている患者
-高度な移動制限により血栓塞栓症を起こすリスクのある急性期患者
○アスピリン使用時の、不安定狭心症と心筋梗塞における虚血性合併症予防
【用語解説】
◇深部静脈血栓症(DVT: Deep Vein Thrombosis)
 DVTは大静脈の血栓によって引き起こされ、壊れた血栓が肺に移行すると肺塞栓症(PE: Pulmonary Embolism)を引き起こします。DVTの兆候は通常、一肢に現れ、痛み、圧痛、膨れ、発赤を合併します。しかし、DVT患者の半数は全く兆候を示しません。米国心臓病協会によると、DVTは年に、およそ200万人のアメリカ人に起こります。

◇肺塞栓症(PE: Pulmonary Embolism)
 PEは壊れた血栓が肺動脈あるいはその分枝を閉塞し、肺動脈循環障害を来たした状態で、主な兆候は呼吸時の息切れや胸痛です。DVTのうち約60万人は、血栓が肺に移行して肺動脈を閉塞するPEを発症するといわれています。