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ニュースリリース

(2005年8月26日)

アルツハイマー病に対する免疫療法の創薬研究に関する契約を
バイオアークティック社と締結


 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)とバイオアークティック・ニューロサイエンス社(本社:スウェーデン、ウプサラ市、社長:パー・ゲレルフォルス)は、8月24日、アルツハイマー病の免疫療法の創薬研究に関する契約を締結しました。本契約締結にともない、エーザイは本研究の成果に関する第一次優先交渉権および拒否権を取得することになります。

 バイオアークティック社は、アルツハイマー病研究において世界的に著名なウプサラ大学ランフェルト教授のアルツハイマー病に関する研究成果の産業応用をめざし、2003年1月に設立されたバイオベンチャー企業です。
 現在、同教授の研究室では、アークティック変異βアミロイドによるアルツハイマー病に対する免疫療法に関する基礎研究を行っています。アークティック変異βアミロイドは、2001年にランフェルト教授が発見した、家族性アルツハイマー病を引き起こすβアミロイドの変異です。病態生理学的に孤発性アルツハイマー病に非常に類似した病変を引き起こすことから、アークティック変異βアミロイドを用いた免疫療法は幅広くアルツハイマー型痴呆への効果を検討できることが期待されています。今後の研究は、主にバイオアークティック社とランフェルト教授によって実施されることになります。

 エーザイは、フランチャイズ領域の一つである神経領域において、製品ラインアップを充実するため、外部との提携を積極的に進めております。今回の契約締結により、当社は「アリセプト」によって切り開かれたアルツハイマー病の薬物療法の中に、新たに免疫療法を加える可能性を獲得し、有用な新規アルツハイマー病治療薬の開発につながることを期待しています。
以上