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ニュースリリース

(2004年3月31日)

抗てんかん剤「ゾネグラン」の北米および欧州地域における
戦略的製品買収に関する契約を締結


 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)とエラン社(本社:アイルランド、ダブリン市、社長:ケリー・マーチン)は、3月30日(米国東部時間)、エラン社が大日本製薬株式会社からライセンスを受け、開発、販売中の抗てんかん剤「ゾネグラン」(Zonegran、一般名:zonisamide)の北米および欧州地域における戦略的製品買収に関する契約を、開発元である大日本製薬の合意のもとに締結しました。

本契約の締結により、当社はエラン社が保有する米国、カナダ、メキシコ、欧州地域における「ゾネグラン」の製造・開発・販売権を取得します。また、米国エラン社の神経領域MR(医薬情報担当者)は、当社の米国事業会社エーザイ・インクに移籍します。

「ゾネグラン」は、米国で2000年3月に成人部分てんかん発作の併用療法を適応症として承認され、発売されています。欧州では、2003年11月に中央審査方式で申請がなされています。なお、日本では大日本製薬が1989年に承認を取得し、「エクセグラン」の商品名で発売しています。

今回の戦略的製品買収により、当社は米国において、神経領域の品揃えを拡大するとともに、エラン社のMR移籍によって、この領域のより一層の充実をはかります。欧州では、中央審査方式に基づく申請により、EU新規加盟の10カ国を含む欧州25カ国での承認が期待され、製品ラインの充実とともにビジネステリトリーの拡大を目指します。

当社は、欧米におけるフランチャイズ領域の強化によって、患者様の多様なニーズの充足とベネフィット向上に貢献できると考えています。

なお、本契約は、米国独占禁止法上の審査結果が得られ次第、発効します。


以上

本件に関するお問い合わせ先
エーザイ株式会社
広報部
TEL:03-3817-5120





[ 参考資料として、ゾネグランの製品概要とてんかんに関する解説を添付しております ]


<参考資料>

【ゾネグランの概要】
商品名: ゾネグラン、Zonegran capsules
一般名: ゾニサミド、zonisamide
適応症: 成人部分てんかん発作の併用療法(米国)

(Zonegran is indicated as adjunctive therapy in the treatment of partial seizures in adults with epilepsy.)
用法・用量: 1日1回又は2回、25mg、50mgまたは100mgを経口投与する。

(Zonegran should be administered once or twice daily, using 25 mg, 50 mg or 100 mg capsules.)

【てんかんの解説】

てんかんの原因:
てんかんは、通常、けいれん発作として解釈されますが、繰り返し脳の電気的発射が起こり、神経系機能が一時的に断絶されることに関係する神経障害です。電気エネルギーの間欠的なバーストが、けいれんを引き起こし、意識、体の動きや感覚に影響します。小児におけるてんかんの原因には幾つかの原因があり、頭部外傷、出生時の酸欠、脳腫瘍、感染(髄膜炎、脳炎)、高熱などが考えられます。10人のてんかん患者のうち、約7人について、医師はてんかんの原因を特定できないでいます。

けいれんの種類:

けいれんの症状は、短期間で小規模の発作から、長期間で命の危険におよぶ激しいけいれんまで、幅広くあります。てんかんにおけるけいれん発作は、通常2つに大別されます。一つは、部分発作で、片方の大脳半球で電気的発射が起こります。もう一つは全般発作で、両側大脳半球で電気的発射が起こります。けいれん障害を持つ患者様の約60%が部分発作を起こします。部分発作は最も一般的なてんかんとして知られていますが、コントロールが非常に困難です。以下の3つのサブタイプは、部分発作に含まれます。


単純部分発作: 脳の限局された部分から起こりますが、意識は保たれます。

複雑部分発作: 脳の限局された部分から起こりますが、意識は失われます。

続発性全般てんかんに発展する部分発作: 異常な活動が脳のある一部分から起き、それから脳全体に広がります。

診断:

患者様のけいれんと前駆症状の詳細情報を含む医学履歴を入手した後、医師はけいれん発作中または各けいれん発作間の脳波パターンを分析する脳電図 (electroencephalogram: EEG)を実施し、患者様が神経障害を患っているか検証します。
また、けいれんを引き起こす脳内の腫瘍や損傷を見つけるために、CTまたはMRI(磁気共鳴影像法)を利用することもあります。PET(陽電子放射断層法)は、けいれんを引き起こすであろう脳の特定部位を確認するために使われます。

てんかん患者数: 主な世界医薬品市場7カ国合計 約520万人

米国  約200万人
欧州 (主要5カ国) 約220万人
日本 約100万人 (自社調査による)
てんかん市場規模: 主な世界医薬品市場7カ国合計 約40億ドル

米国  約22億ドル
欧州 (主要5カ国) 約16億ドル
日本 約2億ドル (自社調査による)