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ニュースリリース

(2000年11月8日)

「プロトンポンプ阻害型抗潰瘍剤「パリエット」EU15カ国で抗生剤との併用によるH.ピロリ除菌の適応症を取得」


 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)のプロトンポンプ阻害型抗潰瘍剤「パリエット」 (一般名:ラベプラゾールナトリウム)は、欧州連合(EU)での医薬品審査に関する相互認証制度に基づき、EU15カ国で新たに抗生剤との併用療法による消化性潰瘍におけるH.ピロリ除菌の適応症をこのほど取得しました。承認書は、各国の医薬品審査当局から今後順次発行されます。


 今回の新しい適応症は、消化性潰瘍に対して、「パリエット」と抗生剤の併用によるH.ピロリの除菌が承認されたものです。H.ピロリ(Helicobacter pylori)は、ヒトの胃粘膜に感染する細菌の一つで、慢性胃炎の発症、胃・十二指腸潰瘍の再発・難治化に関与すると考えられています。H.ピロリを除菌すると、潰瘍の再発率が低くなることから、現在H.ピロリ除菌療法として、抗生剤とプロトンポンプ阻害剤との併用療法が世界で広く行われています。臨床試験で「パリエット」は、速やかな胃酸分泌抑制作用を示し、抗生剤の活性化を高め、除菌率を上昇させることが確認されています。

用法・用量は、パリエット20mg、クラリスロマイシン500mg、アモキシシリン1gをそれぞれ1日2回7日間服用です。


 「パリエット」はプロトンポンプ阻害剤で、胃粘膜の壁細胞における胃酸分泌機構の最終段階に位置するプロトンポンプの活性を阻害することにより、強力な胃酸分泌抑制作用を示します。今回の新しい適応症により、EU諸国における「パリエット」の適応症は、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、逆流性食道炎維持療法、「用法・用量」で指定された抗生剤との併用療法による消化性潰瘍に対するH.ピロリ除菌になります。


 「パリエット」は、欧州では1998年にEU15カ国で相互認証制度に基づき承認され、1998年9月から英国で、1998年12月からドイツでヤンセン・シラグ社の販促支援を受けて販売しています。日本では1997年12月から、米国では「アシフェックス」の商品名で1999年8月から販売しています。