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ニュースリリース

(1997年4月7日)

エーザイ(株)の英国医薬品販売会社、アルツハイマー型痴呆治療薬「アリセプト」を発売

 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)の英国での医薬品販売会社エーザイ・リミテッド(略号:ESL)は、一日一回投与型の軽度・中等度のアルツハイマー型痴呆治療薬「アリセプト」(一般名:塩酸ドネペジル、開発記号:E2020)の英国での自社販売を、ファイザー社との共同販促を通して4月より開始いたしました。


 アリセプトはエーザイが独自に合成したまったく新たなアセチルコリンエステラーゼ阻害剤で、日米欧三極で臨床開発が進められてきました。アリセプトは米国で1996年11月、軽度・中等度のアルツハイマー型痴呆治療薬として米国食品医薬品局(FDA)から販売が許可され、本年1月より販売が開始されました。英国では1997年 2月、英国ではじめてのアルツハイマー型痴呆治療薬として英国医薬品庁(MCA) から販売が許可されました。現在、日本では第三相臨床試験(フェーズ3)の開発段階にあります。


 アリセプトは記憶と学習に関与している神経伝達物質アセチルコリンを分解する酵素(アセチルコリンエステラーゼ)の働きを阻害することにより、脳内アセチルコリン濃度を高め、軽度・中等度のアルツハイマー病患者の認知機能を賦活し全般臨床症状を改善することが期待されています。


 アルツハイマー型痴呆は主に初老期から老年期に発症し、記憶力低下、行動の変化さらには言語障害や運動機能障害へと進行する脳の変性疾患です。英国ではおよそ50万人のアルツハイマー病患者が推計されています。


 エーザイ株式会社は1994年11月、ファイザー社とアルツハイマー病治療領域での新薬創出に向けての戦略提携を締結しており、アリセプトはこの提携における戦略品と位置づけられています。