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麻疹は流行した時に浮世絵師によって多くの錦絵が作られた。 麻疹の予防や心得、麻疹にかかっても軽くするまじないとか、食べてよいもの悪いものや、日常生活の摂生、病後の養生法などについて書き添えてある。 はしか絵のほとんどは、文久2年(1862)の大流行時に版行されたものである。これをテーマにした錦絵、ちらしの類はかなりの数があり、内容や図柄も多彩で、当時の状況をよく物語っている。 麻疹の原因はもちろんのこと、病気の経過もはっきりつかめていない時代であり、医師も薬屋も忙しく東西奔走していた様子がうかがわれる。 |
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「むぎどのは生れぬ先にはしかしてかせたる後はわが子なりけり」 |
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