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人々は太古の昔から、大自然の中で草木などを食べながら生活してきた。時によっては下痢をしたり吐いたり、死ぬことさえあったにちがいない。こうした経験の中から食べられるもの、毒になるものの区別を知るようになり、たとえば便秘した時には、逆に下痢をする草木を口にして、便秘を直す知恵を身につけたことが考えられる。
また、病魔を追い払うため、身体に彩色したり、悪臭のする草を食べたりした。病気が治れば、また次に用いることもしただろう。こうして、原始的ながらもくすりや医術が人々の暮らしにとり入れられるようになっていった。 |
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星薬科大学の壁画(複製) |
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