(改正増補)『蛮語箋』嘉永元年(1848)
日本人がはじめてオランダ語を日本語と対訳して公刊した小辞典。蘭学者苦心の作品。ビール・コーヒー・ガラス・メスもオランダ語からきていて、現代も日本には外来語があふれています。著者・熊秀英とは桂川甫粲(ほさん)のことで、医師・蘭学者・狂歌師・戯作者と多方面にわたって活躍しました。その名は多いが本性は森島中良。