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- 2022年7月15日
<2022年7月15日付 執行役人事異動>
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新任務 | 旧任務 | 氏名 |
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グローバルADオフィサー(兼)アメリカス・リージョン プレジデント(兼)エーザイ・インク チェアマン & CEO(常務執行役) | ニューロロジービジネスグループ プレジデント(兼)グローバルADオフィサー(兼)アメリカス・リージョン プレジデント(兼)エーザイ・インク チェアマン & CEO(常務執行役) | アイヴァン・チャン |
チーフサイエンティフィックオフィサー(兼)日本・アジアメディカル担当(兼)セーフティ担当(常務執行役) | オンコロジービジネスグループ プレジデント(兼)日本・アジアメディカル担当(兼)セーフティ担当(常務執行役) | 大和 隆志 |
Alzheimer's Disease and Brain Health チーフクリニカルオフィサー(執行役) | ニューロロジービジネスグループ メディスンクリエーション チーフクリニカルオフィサー(執行役) | リン・クレイマー |
チーフポートフォリオオフィサー(兼)AD申請登録日本・アジア管轄(兼)クオリティ担当(執行役) | メディスン開発センター長(兼)AD申請登録日本・アジア管轄(兼)クオリティ担当(執行役) | 中濱 明子 |
<2022年7月15日付 人事異動>
■ DHBL(Deep Human Biology Learning)
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新任務 | 旧任務 | 氏名 |
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DHBLオフィス ポートフォリオマネジメントグループ リード(兼)プロジェクトマネジメントグループ リード | (出向)H3 Biomedicine Inc. バイスプレジデント | 濱野 武士 |
DHBLオフィス バジェットマネジメントグループ リード | コーポレートプランニング部 コーポレートポートフォリオグループ長 | 渡邉 亨 |
DHBLオフィス HRストラテジー&オペレーショングループ リード(理事職) | メディカル本部 副本部長(理事職) | 菊池 治 |
DHBLオフィス コラボレーション&インキュベーショングループ リード(兼)R&D戦略室長(兼)コーポレートベンチャーインベストメント部 サンフランシスコ室長(兼)エーザイ・イノベーション・インク プレジデント(執行役員) | R&D戦略室長(兼)コーポレートベンチャーインベストメント部 サンフランシスコ室長(兼)ケンブリッジ室長(兼)エーザイ・イノベーション・インク プレジデント(執行役員) | 水井 佳治 |
DHBLオフィス アカデミア ・インダストリーアライアンスグループ リード(兼)ニューロロジー チーフディスカバリーオフィサー(兼)株式会社カン研究所 代表取締役社長(上席執行役員) | ニューロロジービジネスグループ メディスンクリエーション チーフディスカバリーオフィサー(兼)株式会社カン研究所 代表取締役社長(上席執行役員) | 木村 禎治 |
Protein Integrity & Homeostasisドメイン ヘッド(兼)ニューロロジー メディスンクリエーション ディスカバリー ニューロロジー筑波研究部長(理事職) | ニューロロジービジネスグループ メディスンクリエーション ディスカバリー ニューロロジー筑波研究部(理事職) | 寺内 太朗 |
Microenvironment Dynamicsドメイン コ・ヘッド(兼)(出向)株式会社カン研究所 研究所長 | (出向)株式会社カン研究所 研究所長 | 大郷 真 |
Microenvironment Dynamicsドメイン コ・ヘッド(兼)レンビマ コ・グローバルリード(理事職) | オンコロジービジネスグループ レンビマ コ・グローバルリード(理事職) | 船橋 泰博 |
Cell Lineage & Differentiationドメイン コ・ヘッド(兼)オンコロジー メディスンクリエーション ディスカバリー オンコロジー筑波研究部長(理事職) | オンコロジービジネスグループ メディスンクリエーション ディスカバリー オンコロジー筑波研究部長(理事職) | 横井 晃 |
Cell Lineage & Differentiationドメイン コ・ヘッド(兼)オンコロジー メディスンクリエーション ディスカバリー Epochal Precision Anti-Cancer Therapeutics プレジデント | オンコロジービジネスグループ メディスンクリエーション ディスカバリー Epochal Precision Anti-Cancer Therapeutics プレジデント | 上仲 俊光 |
InflammAging & Senescenceドメイン ヘッド(兼)オンコロジー メディスンクリエーション クリニカル 日本・アジア臨床開発部長 | オンコロジービジネスグループ メディスンクリエーション クリニカル 日本・アジア臨床開発部長 | 松嶋 知広 |
Pathogen & Body Defenseドメイン ヘッド(兼)チーフデータオフィサー(兼)hhcデータクリエーションセンター長(兼)筑波研究所長(上席執行役員) | チーフデータオフィサー(兼)hhcデータクリエーションセンター長(兼)筑波研究所長(上席執行役員) | 塚原 克平 |
Discovery Concept Validationファンクション ヘッド(兼)ニューロロジー メディスンクリエーション トランスレーショナルサイエンス部長 | ニューロロジービジネスグループ メディスンクリエーション トランスレーショナルサイエンス部長 | 小山 彰比古 |
Discovery Evidence Generationファンクション ヘッド(兼)オンコロジー メディスンクリエーション デピュティチーフディスカバリーオフィサー(兼)オンコロジー メディスンクリエーション トランスレーショナルサイエンス部長(理事職) | オンコロジービジネスグループ メディスンクリエーション デピュティチーフディスカバリーオフィサー(兼)メディスンクリエーション トランスレーショナルサイエンス部長(理事職) | 松井 順二 |
Physiological Product Designファンクション ヘッド(兼)DHBLオフィス オンコロジー チーフストラテジーオフィサー(兼)プランニング部長(兼)データ管理責任者(上席執行役員) | オンコロジービジネスグループ チーフストラテジーオフィサー(兼)プランニング部長(兼)データ管理責任者(上席執行役員) | 甲斐 康信 |
■ グローバル本社
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新任務 | 旧任務 | 氏名 |
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MORAb パートナーシップ&オペレーションストラテジー部長 | オンコロジービジネスグループ メディスンクリエーション クリニカル 日本・アジア臨床開発部 日本クリニカルオペレーションズグループ長 | 大塚 達郎 |
<2022年7月15日付 主な組織改編>
■ 新研究開発体制の発足
従来のビジネスグループ体制を刷新し、Deep Human Biology Learning(DHBL)をコンセプトとし、当社の技術を結集した研究開発(R&D)と他者技術とのシナジーを引き出すコラボレーション&インキュベーション(C&I)およびアカデミア・インダストリーアライアンス(A&I)をベースとする新たな研究開発体制(DHBL創薬体制)へ移行する。
新たなDHBL創薬体制では、疾患を連続体と捉え(Disease Continuum)、疾患の根本原因に紐づくゲノム情報、病態生理学的情報、臨床情報を包括的に解析し、疾患概念を再定義した上で、AI等を活用し、当社の薬剤を服用した患者様から得たバイオマーカー、イメージング等の情報から次の創薬につながるデータを獲得することで、ヒューマンバイオロジーを深化させ、革新的かつ効率的な次世代の創薬コンセプトの創出をめざす。さらには、臨床データに基づくリバーストランスレーショナルなヒューマンバイオロジーを起点とするデータ駆動型創薬をDHBL創薬と規定し、この創薬ループを切れ間なく回し、神経変性疾患・がんを治る病気へと変えていくことをめざす。
一方、当社の最重要プロジェクトである次世代アルツハイマー病(AD)治療剤レカネマブを含むAD-DMTおよび認知症関連疾患治療剤の臨床開発、レギュラトリー、メディカル、バリュー&アクセス、マーケティング、アライアンスマネジメントの各機能については、承認取得および上市体制の構築に向け、グローバルADオフィサーのもとにAlzheimer's Disease and Brain Health(ADBH)を新設し、集約する。
DHBL創薬体制への移行は段階的に実施され、2022年10月1日より本格稼働する。
なお、本移行により、ニューロロジービジネスグループ、オンコロジービジネスグループ、メディスン開発センター、hhcデータクリエーションセンターを発展的に解組する。
DHBL創薬体制は、当社がヒューマンバイオロジーで強みを発揮できる神経領域とがん領域に依拠した創薬研究軸である5つの「ドメイン」と創薬仮説立案から新薬承認取得までの研究開発機能を5つに分類した「ファンクション」で構成する。
1.ドメインの新設
ヒューマンバイオロジーを軸として創薬仮設立案から承認取得までのDHBL創薬の実行の責任を担う、以下の5つのドメインを新設する。
1)Protein Integrity & Homeostasis (PIH)ドメイン
PIHドメインは、変異によるタンパク質機能異常、タンパク質凝集および分解異常による異常蛋白質の蓄積、それらに伴う細胞変性を標的とする創薬を推進する。タンパク質凝集による神経変性性疾患の創薬に注力するとともに、タンパク質分解機構を活用したオンコロジー領域への応用を担う。
2)Microenvironment Dynamics(MD)ドメイン
MDドメインは、がん微小環境(がん細胞、腫瘍関連マクロファージ、がん関連線維芽細胞、免疫細胞)により免疫チェックポイント阻害剤などに抵抗性を示すがんを狙った創薬、ならびに神経、グリア、血管など多細胞間で維持されている脳環境制御の異常とSynaptic environment (神経細胞同士)のネットワークの破綻を標的とした創薬を推進する。
3)Cell Lineage & Differentiation(CLD)ドメイン
CLDドメインは、がん細胞が依存する特異的なパスウェイや表面抗原を狙う創薬および、神経幹細胞やグリア系細胞からの神経細胞分化に着目した神経再生を狙う創薬を推進する。
4)InflammAging & Senescence(IAS)ドメイン
IASドメインは、脳の脂質代謝異常を起点とした神経変性疾患と、脂質代謝異常が悪性化を引き起こすがんドライバー遺伝子非依存的がんを標的とした新たな創薬を推進する。
5)Pathogen & Body Defense(PBD)ドメイン
PBDドメインは、病原体(細菌、真菌、原虫、ウイルス)と生体との相互作用に着目した創薬に加え、社外のグローバルネットワークを活用し、省リソースかつ最先端技術によるイノベーションを推進する。
2.ファンクションの新設
創薬仮説立案から承認取得に至る各ステージにおいてドメインを支援する研究開発機能として、5つのファンクションを新設する。プロジェクト立案や推進に向けた技術支援、共通基盤となる研究環境の最適化も担う。
1)Human Biology Integration(HBI)ファンクション
HBIファンクションは、高質な臨床データを持つ独自臨床サンプルなどを用いてDisease Continuumにおける疾患の根本原因に紐づくゲノム情報、病態生理学的情報、臨床情報にAI/機械学習を用いて包括的に解析することで狙うべき標的やバイオロジー仮説の構築を担う。
2)Discovery Concept Validation(DCV)ファンクション
DCVファンクションは、リバーストランスレーションによる仮説検証を担う。また、モダリティスクリーニング手法を確立し、検証された標的に対して最も適切に標的を修飾しうるモダリティを選択する。
3)Discovery Evidence Generation(DEG)ファンクション
DEGファンクションは、当社の強みであるケミストリー力にAI/機械学習技術を融合させることで、Real Medicine(薬剤)創出を担う。また、薬効検証や臨床へのトランスレーションに向けたバイオマーカーの選択推進を担う。
4)Physiological Product Design(PPD)ファンクション
PPDファンクションは、Mechanism-based Modeling & Simulation Systemsにより多様な開発モダリティのヒトでの安全性・薬物動態特性を予測し、最適なモダリティのデザイン・製品化を担う。
5)Clinical Evidence Generation(CEG)ファンクション
CEGファンクションは、ヒューマンバイオロジーと探索研究のエビデンスに基づき、バーチャル治験やプラセボ投与群削減施策などを含めた被験者様の負担を最小化した臨床開発をめざし、承認の取得を担う。
3.DHBLオフィスの新設
DHBL創薬全体を俯瞰した最適化と経営資源配分、迅速な意思決定に向け、チーフサイエンティフィックオフィサー(CSCO)、チーフポートフォリオオフィサー(CPOO)のほか、6グループ(ポートフォリオ/プロジェクトマネジメント、バジェットマネジメント、ヒューマンリソースストラテジー&オペレーション、ITストラテジー、コラボレーション&インキュベーション、アカデミア・インダストリーアライアンス)からなるDHBLオフィスを新設して、情報とガバナンスを集約し、機能の共通化やオペレーション統一による効率化を図る。
1)チーフサイエンティフィックオフィサー(CSCO)の設置
DHBL創薬体制の最高責任者として、創薬戦略の立案や創薬マイルストンの審議など、重要な意思決定を担うとともに、社会善を最も効率的に実現する、新たな創薬体制構築とその運用をリードする。
2)チーフポートフォリオオフィサー(CPOO)
DHBL創薬全体を俯瞰したポートフォリオ戦略と優先順位付け、最適な経営資源配分・管理を担い、効率的な組織運営とプロジェクト推進を行う。
以上