第53回米国臨床腫瘍学会年次総会におけるエーザイのがん領域の開発品・製品に関する演題について「レンビマ®」(レンバチニブ)の肝細胞がんに対する臨床試験結果を口頭発表予定

エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役CEO:内藤晴夫)は、2017年6月2日~6日に米国シカゴで開催される「第53回米国臨床腫瘍学会(American Society of Clinical Oncology:ASCO)年次総会」において、当社が創製したレンバチニブ メシル酸塩(新規結合様式を有する選択的チロシンキナーゼ阻害剤、製品名:「レンビマ®」「Kisplyx®」、以下 レンバチニブ)、エリブリン メシル酸塩(ハリコンドリン系微小管ダイナミクス阻害剤、製品名:「ハラヴェン®」、以下 エリブリン)、および当社米国研究子会社H3 Biomedicine Inc.創製のH3B-8800(スプライシングモジュレーター)に関する最新情報を発表することをお知らせします。

本年次総会では、レンバチニブについて、主要評価項目を達成した全身化学療法歴のない切除不能な肝細胞がんにおけるソラフェニブを対照とした臨床第Ⅲ相試験(304試験)結果に関して、詳細データが口頭発表されます。本演題は、現地時間6月4日(日)午前8:12よりHall D2において発表予定です。

主なポスター発表としては、レンバチニブについて子宮内膜がん患者様を対象とした抗PD-1抗体ペムブロリズマブとの併用療法に関する臨床第Ⅰb/Ⅱ相試験(111試験)に関する最新データなどが発表されます。また、H3B-8800について進行性骨髄系腫瘍を有する患者様を対象とした臨床第I相試験に関するアップデートなどが発表されます。

当社は、がん領域を重点領域の一つと位置づけており、がんの「治癒」に向けた革新的な新薬創出をめざしています。最先端のがん研究から革新的な創薬を行い、がん患者様とそのご家族、さらには医療従事者の多様なニーズの充足とベネフィット向上により一層貢献してまいります。

■口頭発表

※左右にスクロールできます

製品・化合物 発表演題・予定日時(現地時間)

レンバチニブ

抄録番号: 4001

全身化学療法歴のない切除不能な肝細胞がんにおけるソラフェニブを対照としたレンバチニブの臨床第Ⅲ相試験

口頭発表:6月4日(日) 8:12-8:24

■主なポスター発表

※左右にスクロールできます

製品・化合物 発表演題・予定日時(現地時間)

レンバチニブ

抄録番号: 5598

子宮内膜がん患者様を対象としたレンバチニブとペムブロリズマブ併用治療における臨床第Ⅰb/Ⅱ相試験

ポスター発表:6月3日(土) 13:15-16:45

レンバチニブ

抄録番号: TPS4595

一次治療が適用となる進行性腎細胞がん患者様を対象とした、レンバチニブ併用(エベロリムスまたはペムブロリズマブ)と、スニチニブ単剤との薬効と安全性を比較する臨床第Ⅲ相試験

ポスター発表:6月4日(日) 8:00-11:30

レンバチニブ

抄録番号: 10544

難治性または再発性の固形がんを有する小児および青年期の患者様におけるレンバチニブの単剤用量設定コホートに関する臨床第Ⅰ/Ⅱ相試験

ポスター発表:6月4日(日) 8:00-11:30

エリブリン

抄録番号:6603

抗がん剤における4つのバリューフレームワークの妥当性と信頼性

ポスター発表:6月5日(月) 13:15-16:45

H3B-8800

抄録番号: TPS7075

進行性骨髄系腫瘍を有する患者様を対象としたスプライシングモジュレーターに関するH3B-8800の臨床第I相試験

ポスター発表:6月5日(月) 8:00-11:30

以上