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ニュースリリース

2014年5月26日

カン研究所の新研究施設が本格稼動開始
-国際戦略総合特区でバイオロジクス医薬品の創出をめざす-

 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は本日、当社の研究開発子会社である株式会社カン研究所(本社:兵庫県、社長:今井俊夫)が、兵庫県神戸市に新設した研究施設の竣工式を行い、同施設での研究活動の本格稼動を開始したと発表しました。

「カン新施設竣工式」

(左手2人目から、玉田敏郎神戸市副市長、 今井俊夫株式会社カン研究所代表取締役社長、
内藤晴夫エーザイ株式会社代表執行役社長(CEO)、林秀樹エーザイ株式会社代表執行役副社長)

 カン研究所は、エーザイプロダクトクリエーションシステムズの1ユニットとしての機能を担う、新規疾患治療コンセプトに基づく創薬をめざす研究グループです。難治性免疫疾患、神経変性疾患、がんの再発・転移を重点研究領域として「創薬につながる統合細胞生物学研究(Integrative Cell Biology for Medicine)」に基づいた創薬研究を展開しており、抗体に代表されるバイオロジクス医薬品の創出をめざしています。2012年に関西イノベーション国際戦略総合特区における特定国際戦略事業への進出法人として神戸市からの指定を受けたことを契機に、このたび、研究技能の強化および研究規模拡大のため新研究施設へ移転しました。

 本格稼動した新研究施設は、神戸医療産業都市に位置し、延床面積は従来施設の約5倍にあたる約12,000m2、研究員の収容規模は従来の2倍強の100人となっています。抗体薬物複合体作製設備を将来的に配備できる施設仕様とし、従来からの抗体探索機能を強化するとともに、外部の大学・医療機関の研究者が利用できる研究スペースを有し、カン研究所が注力するオープンイノベーションをより一層推進します。また、免震工法を採用し、72時間運転可能な非常用発電機を配備するなど、事業継続性を高めた設計となっています。

 当社はカン研究所の新施設の本格稼動を機に、神戸医療産業都市という日本最大級のバイオクラスターを拠点とする地の利を活かして、外部の医師・研究者とも協働し、患者様のベネフィット向上により一層貢献できる革新的新薬の創出をめざしてまいります。

以上


[参考資料として、新研究施設外観写真、カン研究所の概要、
および関西イノベーション国際戦略総合特区についてを添付しています]

<参考資料>

1. 株式会社カン研究所新研究施設外観写真

株式会社カン研究所新研究施設外観写真


2. 株式会社カン研究所について
 株式会社カン研究所は、エーザイ株式会社の100%出資により設立された研究開発子会社です。エーザイの研究開発体制「エーザイプロダクトクリエーションシステムズ」において、新規疾患治療コンセプトに基づく創薬をめざす研究グループです。設立当初より統合細胞生物学研究(Integrative Cell Biology for Medicine)を強みに、疾患の原因となる細胞の特異性・分子の局在に着目することで疾患メカニズムと治療法の探索をめざす創薬研究活動に取り組んでいます。2006年より神戸医療産業都市に進出し、社内外の研究グループ・研究者等とのオープンイノベーションを展開しています。近年では、炎症性腸疾患を対象とした自社創製の抗体「E6011」の臨床導入を達成しています。

3. 関西イノベーション国際戦略総合特区について
 「総合特区制度」は、総合特区法に基づき指定・認定を受けた地域の包括的・戦略的な取り組みを規制の特例措置、税制・財政・金融上の支援措置により地域の実情に合わせて総合的に支援する仕組みです。関係府省は、認定を受けた総合特区計画に盛り込まれた事業に関し、所管する予算制度を活用して重点的に財政支援を行います。
 関西イノベーション国際戦略総合特区では、京都府、大阪府、兵庫県、京都市、大阪市、そして神戸市が連携し、関西が強みを有する医療・医薬、バッテリー・エネルギー等をターゲットにして、日本だけでなく、アジア等で大きな課題になる高齢化やエネルギー問題に対応できる、課題解決型ビジネスの提供、市場展開を後押しする仕組みの構築を目的としています。