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ニュースリリース

2013年11月8日

肥満症治療剤lorcaserinの提携地域を全世界に拡大
―薬物治療を含めた体重管理のグローバルスタンダード確立をめざす―

 エーザイ株式会社(本社:東京、社長:内藤晴夫)は、このたび、Arena Pharmaceuticals, Inc.(本社:米国カリフォルニア州、社長:ジャック・リーフ、以下 アリーナ社)と、肥満症治療剤lorcaserin(米国製品名:BELVIQ®)について、2010年7月に締結した独占的商業化に関するライセンス契約を変更し、ライセンス対象地域をこれまでの米州21カ国から欧州、日本、中国を含む全世界(韓国、台湾、オーストラリア、ニュージーランド、イスラエルを除く)に拡大することに合意したことを、お知らせします。

 本ライセンス契約にもとづき、これらライセンス対象地域において、当社はアリーナ社とともに肥満症の適応での本剤の承認取得に向けた開発、申請作業を推進し、承認取得後には当社が独占的販売権を有することとなります。さらに、1日1回製剤やフェンテルミンとの合剤、禁煙といった新しい剤形および適応の開発、および糖尿病や心血管に対する本剤の影響に関する調査を今後、両社で共同して進めてまいります。

 本剤は、米国において、ボディ・マス・インデックス(BMI)が30kg/m2以上、あるいは少なくとも1つ以上の合併症を患うBMIが27kg/m2以上の成人患者様の体重管理を目的とした食事療法と運動療法に対する補助療法として、2012年6月に米国食品医薬品局(FDA)より承認され、2013年6月より、当社の米国子会社であるEisai Inc.により販売されています。また、本剤は、メキシコ、カナダにおいても、現在承認申請中です。

 世界の成人の14億人以上が過体重、うち約5億人が肥満といわれ、近年、肥満症は世界において大きな健康問題の一つとなっています。当社グループは、今回のライセンス対象地域の拡大により、各国において本剤を肥満症治療に対する新しい選択肢として提供するとともに、薬物治療を含めた体重管理のグローバルスタンダード確立をめざし、肥満症患者様とそのご家族のベネフィット向上に、より一層の貢献をしてまいります。

以上

[参考資料として、BELVIQ®および世界の過体重または肥満に関する状況についてを添付しています]

<参考資料>

1. BELVIQ®(一般名lorcaserin hydrochloride)について
 BELVIQ®はアリーナ社創製の新規化合物であり、選択的に脳内のセロトニン2C受容体を刺激することにより摂食を抑制し、満腹感を促進すると考えられています。2C受容体を活性化することにより、患者様はより少ない食事量により満腹感を得られることが期待されます。本剤は、米国において、ボディ・マス・インデックス(BMI)が30kg/m2以上、あるいは少なくとも1つ以上の合併症を患うBMIが27kg/m2以上の成人患者様の体重管理を目的とした食事療法と運動療法に対する補助療法として、2012年6月に米国食品医薬品局(FDA)より承認され、米国麻薬取締局によるスケジューリング指定を経て、2013年6月発売されました。重要な安全性情報(ISI)を含む本剤に関する詳細はBELVIQウェブサイトをご参照ください。http://www.belviq.com(英語のみ)

2. 世界の過体重または肥満に関する状況について
 世界の成人の14億人以上が過体重、うち約5億人が肥満であるといわれ、近年、肥満症は世界において大きな健康問題の一つとなっています。地域別には、米国で約1.7億人、欧州では約1.5億人が過体重または肥満と考えられています。アジアでは、中国で約1億人、日本では約2,500万人の人が過体重または肥満と推計されます。(社内推計)